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2002年03月23日(土) 桜は成長が早い… 今日、自分が育った街まで花見ドライブに出掛けた。 普通は「生まれ育った」というんだろーけど。生まれたのは違う街なので「育った」街。ちなみに青春時代（笑）を過ごしたのは、また違う街である。 …ボヘミアンなもので。 さて。 桜という木は実に成長が早い。 今日花見ドライブをした桜並木は、私が生まれた年ぐらいに植栽されたものである。ということは、当然私とそんなに歳は変わらない。 しかし、桜は立派な木に育っていて、まるで花の天井を道の上に作っているようだった。桜のアーケード、といったところか。 そして、この街は坂が多い。駅前から続く桜並木は、急な坂を薄紅に染めていた。「桜坂」という歌があるが、まさに桜の坂だ。 毎年春になると、この並木を見に来る。 その度に、なんとなく懐かしさを感じる。私という人間の原点が、あるような…そんな気になるのだ。 今、生活している街の方が、これから先長い時間を過ごすことになるかも知れない。でも私は、いつまでも、「仮住まい」的な思いを感じていくんだろうなぁ。 これが郷愁ってヤツ？