ひげのお兄さんの日記

2006年08月18日(金) 改めて「武士道」を読む

最近、靖国問題の影響でしょうか
私の周りでは「日本人として・・・」のような
話題が多く語られます。
小学校の時から武道の道に入り、一度は休憩も
あったのですが結局また武道の世界へ戻ってきて、
一ヶ月目標4冊の読書のうち1冊はその世界の
関係の本を読んでいる私ですが、周りでの
「日本人らしさ」みたいな感覚とはやはり
ズレを感じます。
どうやら明治以降の軍国主義の解釈による「武士道」が
影響しているようで、血の気の多そうな方々が説いておられる
「武士道みたいなもの」と新渡戸稲造が書いた「武士道」や
山岡鉄舟の「武士道」とは随分とかけ離れれています。
血の気の多い方々は、もっとシッカリ勉強してから「武士道」を
語って頂きたいものです。
四季豊かな自然の繊細な変化の中で、仏教や儒学、陽明学など
と融合し、キリスト教とも根底の価値観の通ずる「武士道」の
本質をシッカリとわかった上で議論するのは面白い。
いくらでも受けて受けて立つのですが、今のところ勇ましい話
ばかりでガックリきます。


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