先日の日曜日、岡山に行ってきました。 朝6時に米子を出発し、岡山市に着いたのが 9時チョット前。 市内では、市議会議員選挙の告示日を迎え、 選管の立候補受付から七つ道具が帰ってくるのを 今は遅しと待ち構えている陣営の事務所、 ああ、ホントならこの時期だなぁ〜としみじみ 昨年の自分のを思い出し、多々ある反省点を再認識。 そして、主たる目的であった、居合道の我が流派 英信流の宗家直々の指導を午前10時からスタートで 午後3時半までミッチリと指導を受けてきました。 ご宗家は、どちらが今、本職なのか分かりませんが、 元々お医者さん。ただ、歳からいって、恐らくは 経営の方がメインで診察はされていないのではと 勝手に想像していますが、あれだけ元気なので もしかしたら診察もしているかもしれません。 居合の宗家としての仕事がかなりあるでしょうから、 両方をこなしているとすれば凄いですね。 なんせ、鳥大医学部の前身の医専の第1期生と聞きましたから もう80歳くらいだと思います。 稽古の方は、ひとつひとつの技の解説し、 細かいポイントをチェックしながら進めていく稽古で、 日頃の練習が1回あたり2時間の稽古なのに4時間半を 超える稽古。お蔭で腕は勿論、背中や足の筋肉も かなりきてます。 しかし指導は流石、宗家です。お医者さんでもあるので 「何とか骨の間のここを斬らなければ・・・」みたいな 指導や、いくつもの身のこなしや握り方など、求められる 課題を全てこなして、はじめてキチンとした理想のカタチに なる難しさや、私もよく言っている事で、型の本質、それに 宿り、要求されるものを身のつけ、困難な身体操法の土台が シッカリと出来上がるからこそ、いざという時、不利な 条件や体勢からでも刀が扱える事、そして、兵法として、 闘わずして、斬らずして相手を制する武士道の真髄を 常に念頭に置いた相手を圧する気と品格を、柔らかく ガクガクと滞り角張った居合にならないように、 緩急、強弱、などの序・破・急を小川を流れる葉のようにと 要求されながらの指導、改めて、その奥深さと難しさを 実感させられました。 私に「渓水」という号を付けて頂いた意味と重みもシッカリ と受止めて帰りました。 当分、右腕はだめだぁ〜。
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