バカ恋
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■ 召された人 ■



人は、死が訪れた其の瞬間、

少しだけ身体が軽くなるという。

其のほんの僅かが魂の重さなのだと誰かが言った。

祖母が死んだ其の瞬間も、

祖母の魂は彼女の身体を抜け出して、

無限の彼方へ旅立って行っただろう。





祖母の遺伝子を受け継いだ拾九人の子孫達は、

其々に祖母の思い出を大切にしまって、

灰になってゆく祖母と最後の別れをしました。





通夜の夜、祖母の最後を看取った伯母が、

祖母の最期を話してくれました。




                                              

                                              

涙が止まりませんでした。

良かったね、おばあちゃん。

もう苦しまなくて済むもんね。







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