バイト、疲れた…。 まだ、14日あるうち、3日しか終わっていない。 まだまだこれからだというのに…。
明日も朝は早い。 6時起きだ。 明後日もやっぱり仕事がある。 さすがに、これだけ続くとうんざりしてしまう。
ようやく、毎日日記が続かない人たちの気持ちが分かってきた。 僕のように毎日気楽に過ごしている人間とは違って、 みんな毎日疲れ果てて生活しているはずなのだ。 これが当然なのだろうが、僕にはつらすぎる…。 こんな調子で、果たして社会人として生活していけるのだろうか…?
ただ、僕の給料は、 諸手当を含めると日給9600円。 まあ、諸手当と言っても交通費だけだが。 で、これを一ヶ月に換算すると、土日を引いて約20日。 すると、192000円になる。 ん?結構高いかと思っていたが、まあ、普通か。 初任給でも、税金を引く前ならこのくらいはあるだろう。 しかし、社会人でもないのに得られる額としては大きい。 まあ、毎日900円の交通費がかかっていることを忘れてはならないが。 20日にしたら18000円だからバカにならない。 まあ、さっきも書いたように、実際は14日だから 12600円だが。
それはそれとして、 3日も同じ仕事をやっていると、 さすがに不器用な僕でも慣れてくる。 もともとパソコンが関係する仕事には早く慣れるのだが。 で、慣れてくると、早く仕事ができるのはいいのだが、飽きる。 この調子でこれからしばらく続くと考えるとなかなかうんざりする。 仕事をやっている間はひたすら機械のように仕事をこなし、 疲れなど忘れているのだが、 家に帰ってくるとそういうわけにもいかない。
昨日の夜は、今日が遅出だったためにゆっくり寝られるはずだった。 ところが、そこになぜか置かれていたシドニー・シェルダンの小説…。 この人は「ミスターベストセラー」と呼ばれる有名な小説家らしいのだが、 そんなことはどうでもいい。 とにかく、その小説が本当におもしろかったのだ。 で、少しでも寝たいというときに、2時間も時間を費やしてしまった。 こういう睡眠時間が惜しいときでなければかなりお薦めの小説だ。 本の題名は「ゲームの達人」というものだが、 ストーリーなどよく分からなくても、その文を読んでいるだけで楽しいはずだ。 これならどれを手にとっても、きっと期待を裏切らない。そんな気がする。 ただ、この「ゲームの達人」は暗い。 そういうのがいやな人にはお勧めできない。
問題なのは、そのあとだ。 2時間もの時間を費やしたあと、 僕は自分のあまりの情けなさに頭に血が上ってしまった。 疲れると感情的になるのは僕の悪い癖だ。 なんとしても直さねばなるまい。 幸い、家族はみんな寝ていたし、正真正銘悪いのは自分だけだから 当たり散らしたりせずに済んだのだが。
それにしても、 疲れているとあらゆるものが刺激的に感じる。 単調な作業を繰り返したあとの休み時間。 そのときに漫画を読んだのだが、これが時間を忘れるほどおもしろい。 別にたいした漫画ではないはずなのだが。 それに、ゲームをやっていても、マクドナルドのハンバーガーを食べていても、 1つ1つのことに喜びを感じる。 これで僕は確信した。 何らかのマイナス要因がなければ、プラスになるようなことがあっても、 人間はそれをプラスとは思えないのだ。 普段つらい生活を送っているから、 何かいいことがあったときに楽しいと感じるのだ。 普段の僕のように、常に満足した状態にあっては、 本当に楽しいとは思えないだろう。 しかし、つらい思いがなければ満足できないのであれば、 僕は長く続く、不十分な満足の方がいいと思うのだが。 まあ、それは人それぞれだろう。 つらくてもその先に幸せがあれば、そちらの方がいいと考える人の方が 多いのかも知れない。
まあ、それはそれとして疲れた…。 早く寝なければ身が保たない…。
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