Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年03月11日(火) 新しい出会い

2003.03.16 (Sun) 3:11:42
この日は、前日とは違って、
研究室の同級生のうち、
僕と女子学生の二人だけで練習することになった。
残りの二人は就職活動の関係で
来られなくなったらしい。

で、少々期待していたのだが、
結果から言えば、なにもなかった。
この前日に一緒に帰ったのだが、
そこで、その人とはそもそも価値観が違うということを
思い知らされてしまった。

そもそも、その人と
こんなに話す機会があるなんて、
想像もしていなかった。
もう一人女子学生がいるのだが、
その人は、割と誰とでも仲良くなれる人で、
前から話す機会も多かった。

大学そのものはマイナーな大学で、
流行の最先端とはほど遠いイメージなのだが、
それでも、割とあか抜けた人というのはいるものだ。
要するにその人はそういう人で、
僕とは対極の存在なのだ。
まあ、僕はそもそも、あか抜けているということに価値を感じないし、
それはそれでいいと思っている。

僕は12時の約束だったので
11時半頃に出かけていったのだが、
その人は遅れるというメールをよこしてきて、
1時頃にやってきた。
その時点で、二人きりでどうこうしようという
意志がないことははっきりした。
そんなの、あるわけないが…。
そもそも、大学だし。

僕は前から頼まれていた
友人の成績を調べて報告し、
研究室にいつもいる技官の人が、
今日はいなかったので
教授のところまで行って部屋の鍵を開けてもらい、
作業に取りかかった。
画像と音を再生するアプレットと
ラジオボタンのフォームということで
大した内容ではなかったのだが、
画像がどうしても表示できずに苦労した。
結果的には開発環境が
画像ファイルのファイル名をすべて大文字に書き換え、
なおかつ大文字で指定しないと認識しないというのが原因だったのだが。
分かればそれほど難しいことではないのだが、
それまではどうしてできないのか、さっぱり分からなかった。

ちなみに、話が前後するが、
その女子学生との価値観の違い、
実感したのは、ワイドショーの見方だった。
前にも何度も何度も書いているように、
僕はワイドショーが嫌いだ。
バラエティ番組も嫌いだ。
ああいう、興味本位の物事の捉え方は
どうしても好きになれない。
どんなことに関しても多面的なものの見方というのは
必須のはずなのに、
あのような番組は、視聴者に単純であることを要求する。
正義と悪を単純に分離し、
誰かと誰かが結婚したとか離婚したとか、
どうでもいいようなことで大騒ぎをする。

要するに、その人はこういう番組が好きなわけだ。
これは価値観が合わないな、と実感してしまった。
まあ、そういうときは、自分の意見を強く主張しないことだ。
特にこの問題の場合、
僕の主張自体がかなり感情的で次元が低い。
言い争っても仕方がないし、
ここは相手の考え方を素直に受け入れるべきだろう。
もちろん、それは相手がそう考えていることを
許容するということであって、
自分の考えを変えるということではない。

だが、貴重な友人かもしれない。
僕の友人には、僕の少々ゆがんだ価値観の影響からか、
ごく普通、というのを嫌う人が多い。
僕自身は、普通は嫌いではないのだが、
周りにはオリジナリティやアイデンティティを重視する人が多いのだ。
だから、こういう「世の中一般の普通の人」が
知人にいることは、世の中から離れすぎないようにするためにも
いいことだと思う。
もちろん、その人だけを類型として世の中をとらえるのは危険だが、
そのような人もいる、という捉え方であれば
ある程度正しい認識となり得るだろう。

新しい出会いは、常に新しい発想をもたらす。
一人の人をよく知ることも大事だが、
多くの人と知り合うことも、それと同じか、
それ以上に重要だと、実感させられた。
世の中と折り合っていかなければならない部分と
自分のアイデンティティとしてこだわっていかなければならない部分。
多くの人と知り合うことで、これらが見えるようになるのではないだろうか。

2003.03.16 (Sun) 3:42:31


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