2003.03.16 (Sun) 3:43:26 水曜日。 この日からまた、ゲームの日々が始まった。 大学に行って心機一転したはずなのだが、 寝て起きると忘れるようだ。
で、ちょっとHTMLについて。 書くネタは一応あるのだが、 ややこしいことを先に書いてしまわないと忘れてしまいそうで…。 まあ、日記は木曜日も金曜日もあるのだ。 問題はなかろう…。 って、毎日更新って話はどうなっているのやら…。
HTMLは Hyper Text Markup Languageの略だ。 要するに、普通のテキストではなく、Hyperなテキストで、 それがMarkupで表現されている言語なのだ。 ここで言うHyperとは、Superの上の形容詞、 というニュアンスとは異なる。 「(2)コンピューターの上で,テキストなどの情報が 同一線上にあるのではなく, 多重に結びつけられているさまをいう。」(新辞林) とある。 要するに、ただの文字ではなく、 他と結びつけられた文字なのだ。 なんだそれは?と思うかもしれないが、 クリックすると他のページが出る、リンクなどがわかりやすい例だ。 クリックすると新しい情報が現れる。 これは、ただの文字とはまったく違う。 Hyperなテキストだ、というわけだ。
で、Markupというのは、タグでくくっているということを示す。 どのようにHyperなのか、 タグという表現方法で示してあるのだ。
で、ここで言いたいのは、 このタグが、飾り付けのためのものではないらしい、ということだ。 好ましいHTML文書を書くための方法と考え方というページを参考にしている。 これによると、HTMLはあくまでも タグによって内容を説明されたテキスト、なのだそうだ。 従って、タグは内容の説明でなければならない、らしい。
そして僕は、これを疑問に思う。 たとえば、レイアウトのためにtableタグを使用すべきでないとの記述がある。 だが、tableタグというのは レイアウトの際にはきわめて重宝するもので、 僕のような初心者でも見やすいページを作成するには 必須のタグなのだ。 ちなみに、それでなにができるかということだが、 言葉を見やすく並べることと、 表示環境によらず、ある程度まとまった範囲に言葉を表示することができるようになる。 たとえば、この日記。 少し左が開いていて、右まではいっぱいになっているはずだ。 そして、ブラウザの表示サイズを変えると 自動的に折り返されるようになっているはずだ。 そのような折り返しがないように、こまめに改行を加えているが…。
ちなみにここでは、この改行も批判している。 強制改行はHTMLの長所を損なうことがある、というのが主張だ。 しかし、自分で言うのもおかしいが、 この文章を改行なしで読まされる方は たまったものではない、と僕は思う。 改行したってたまったものではないかもしれないが。 ちなみにこの人のページは ずっと改行なしで、段落をまとめてズラッと並べているが、 PCの画面でそんなことをされると、 目が疲れて仕方がないような気がするのだが…。 そもそもPCで横まで書いてしまうと、 1行の文字数が多すぎるのだ。
まあ、要するに時代が違うのだ。 HTMLの思想と用途に、大きく違いが出てきてしまったのだ。 これは、そもそもこの出典が古いから仕方のないことなのかもしれない。 今でもこの人の考え方が変わっていないなら 考え直した方がいいと思うが…。
思想や設計がどうであれ、 重要なのは用途であり、結果だ。 この日記は読ませること、あるいは自分が読むために書いており、 HTMLを自動検索するプログラムで スキャンされるための文書ではない。 従って、強制改行で乱れていようが フォームを使用して重くなっていようが、 特に問題はないと思われる。
だからなに? ということだが、 ブラウザによって表示できないページがあったら、 それはページ制作者が悪いのではなく、 見に行った人が悪いのだと言うこともできる。 要するに、一概に言いきれないのであって、 これだけ普及したインターネットを語る上で、 このようなことを強制するべきではないということだ。
HTML仕様は大事かもしれないが、 主婦が趣味のページを公開する場合、 HTML仕様よりも、とにかく自分の公開していることを 見てもらうことの方が重要だ。 このとき、仕様なんてどうだっていいと言っても過言ではない。 元がどうであれ、このような場合は柔軟に対応すべきではないだろうか。 そしてHTMLもブラウザも、柔軟に対応できるようになっている。 それにも関わらず、専門家がHTMLについてうだうだ語ることに どれほどの意味があると言うのだろうか。
ちなみに、ホームページの用法についても同じことが言える。 ご存じの方も多いと思うが、 ホームページというのは、インターネットのページではない。 ブラウザを起動する際、最初に表示されるページを指す。 ただし、全世界的に、この用法はあまり使われていないそうだ。 代わり、日本語で言うトップページとして ホームページという言葉が使われるそうだ。 表紙がホームページなのだ。
でも、日本では、 ホームページと言ったら、インターネットのページと同義だ。 正しくはWebページと言うんだ、と言ったって、 そもそもWebという言葉自体が語呂合わせのようなもので、 英語になじみのない人にはほとんど意味がない。 こんな用語にこだわって、どうしたいのだろうか。 用語が謝っているからと言って無知であると言ったり、 逆に自分が無知であると勘違いする人もいるが、 こんなことは、どうでもいいことだ。 専門用語というのは、全体的にそういう要素がある。 知っていた方がいいだろうが、知らなくたって問題はない。 特にインターネットなんて、専門家だけが扱うものではないのだ。 専門でなければ、用語なんてこだわる必要はないのだ。 自分たちだけの専門用語を すべての人に認知させようだなんて、 それは専門家の傲慢だと、僕は思う。 普通の日本語と同様、使いたい人が使いたいように使って、 結果的に広まった言葉を、正しい日本語とすればいいのだ。 そして、「日本語」を使うべきであって、 「専門用語」を使う必然性はない。 インターネットアドレスで十分だ。 URLなどと言う必要はなく、ましてやURIなどと言う必要もない。 ちなみにURIはURLを包含する概念だが、 そんなことは、どうでもいいのではないだろうか?
まあ、いいや。 とにかく、そう思ったということで…。 時間がやばい…。
ああ、ちなみにホームページと言えば、 自分の家というようなニュアンスで言うことも多い。 個人のページをホームページというのだ。 きわめて日本人的でわかりやすいと思うのだが、 きっと専門家は、こんなのも批判するんだろうな…。 ちなみに、この下に、僕の「ホームページ」へのリンクが張ってある。 僕自身、言うときはこの言葉を使わないようにしているが、 はっきり言って、気分以上の根拠はない。 ただ何となく、使わない方がいいような気がするだけだ。 で、肝心の中身だが、まだない。 完成予定は未定だ。
2003.03.16 (Sun) 4:29:31
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