Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年07月06日(日) 考えることは正しいか

2003.07.06 (Sun) 22:12:49

世の中、絶対に正しいことなんてない。

物事をよく考えること。これだって正しいとは限らない。僕は、高校生くらいになってから、いろいろと考えてから行動するようになった。しかし、後悔はしないようになったが、人生がかなりつまらなくなった。何かをやろうと思ったとき、一段踏んで冷静になってしまうと、とたんにやる気が失せるのだ。もともと歳を取ったらそんなものなのかも知れないが。

前にも書いたが、人は世の中に、受動的であることを求められている。特に日本はそうだ。世の中にこれだけ受動的な人間があふれているのは、その証拠だろう。結局のところ、誰かの意志に従って動ける人間が一番便利なのだ。

やるべきことは、小学校の頃から無数にある。授業を受けなければならない。テストを受けなければならない。掃除をしなくてはならない。毎日学校に行かなければならない。大学まで進んでもそれは変わらない。ここで大事なのは、やることに疑問を抱かないことだ。ただ、言われたとおり忠実にやっていれば、それで幸せに生活できる。なぜそんなことをしなければならないのか、なんてよけいなことを考えるから、やることなすことをいちいち苦痛に感じるのだ。

今の世の中を冷静に考えて、それほど大きな不満があると言えるだろうか。僕たちは、歴史上まれに見るほどに恵まれた生活を送っているのではないか。少なくとも、物質的に恵まれているのは疑いようがない。18世紀くらいの王侯貴族と比べても、僕の方が上ではないかと思う。宝石なんてきれいなだけで何の価値もないが、今の世の中は、使って便利なものがいくらでもあるのだ。

であれば、今の環境に不満を言うべきではない。ただあるがままに受け入れればいいのだ。どうしても受け入れがたいほどに厳しい環境ではないはずだ。

いろいろ考えるから苦痛に思う。納得できないと思う。怒りを感じる。ストレスがたまる。何も考えなければいいのだ。僕は今21歳だが、もう少し上の世代、30歳以降くらいになれば、おそらくいちいち細かいことを考えてはいないだろう。彼らはきっと学んでいるのだ。何かあるたびにいちいち考えていても仕方がない。不満を抱くより前に、現状を受け入れてやることをやらなければならない。どうせ変わらないのだから、と。

よけいなことなんか考えるな。ふと思いついた結論だ。

ところで、昨日はバイトが入っていたのだが、正確な場所を確認していなかったのでたどり着けなかった。電話をかけたが出なかった。結果的に無断欠席という形になってしまったが、大丈夫だろうか。なんだか不安ではある。

今日は、月曜日までにまとめなければならない課題があったので、大学へ行っていた。しかし、船長のモデルを設計すると言っても、何をすればいいのか見当がつかない。本気でやろうと思えば操船技術を学ばなければならないが、これは、かつて東大生より優秀と言われたエリートが4年では足りないほどの修練を積んでようやく身につけるものだ。僕にどうにかできるとは思えない。

それでも、何とかしなければならない。概要を体系的にまとめた資料がほしいが、そんなものがそう簡単に見つかるはずもない。とりあえず、船の機器を手がかりにして当たってみることにしたが…。結局のところ船長の仕事は、機器から何かを読み取って判断し、機器を操作するのだ。だから、機器がどのような情報を発しているのか、そして、船長の操作に対して機器が何をするのか。これだけ分かれば、ある程度のシミュレートはできるのではないだろうか。もっとも、その機器が発する情報を船長がどのように処理をするのかという根本的な問題が未解決だが。

それから、大学院の推薦入試が近い。明日から始まって、金曜日には手続きが終わってしまう。それまでに何とかしなければならない。電車の中で資料を読んで、少し文面を考えることにするか…。

2003.07.06 (Sun) 22:27:46


 < 過去  目次  未来 >


Seak [MAIL]

My追加