今日は、大学院入試の合格発表があった。合格していたが…。なんか忙しくて、そんなのどうでもいいって感じだ。大学院入試は重要なはずなのだが、それよりも目先の問題を何とかしたい…。追いつめられてせっぱ詰まった生活って嫌なものだ。
しかし、考えてもみれば、世の中のほとんどの人がそういう生活を送っているわけだ。これでは、みんなが政治や経済に興味を持たないのも当たり前だ。そんな時間はないのだから。
バイト、ようやく感じがつかめてきた。学生がほいほい出かけていってやることなんてあるのか、と思ったが、簡単で手間のかかる仕事というのは、少なくともその職場にはいっぱいあった。その中でも、なんと言ってもPCのセットアップがダントツに手間がかかる。ルーチンワークできわめて単純な仕事なのだが、どんなに手際よくやっても、その会社で使う専用のソフトもあったりして、1時間はかかってしまう。
この日は、弟に連れて行ってもらった。バイクの2人乗りだ。1時間以上かかると弟は言っていたが、30分あまりで着いてしまった。近道が成功したのと、道があまり混んでいなかったのが大きかった。
やっているうちに慣れてくるかと思ったが、なんか一日ごとにどんどん余裕を失っていく感じがする。視野がどんどん狭くなって、一週間後どころか一日あとのこともろくに考えられない。前は世の中にある程度関心を持って、あれこれ調べたりいろいろな問題について考えたりしていたのだが…。教育問題にも一時期かなり関心があったのだが、今はもう、どうでもいいという感じがしてしまう。そんな余裕はない…。
僕はこれでいいとしても、他の大学生はどうなのだろう。こんなことでいいのだろうか。他のことは一切考えずに、ただ同じことだけをひたすらやり続ける。これでは、専門バカが大量に現れるのも当たり前である。T字型の人材なんて夢のまた夢だ。大学の改革が叫ばれているらしいが、その辺から何とかした方がいいのではないだろうか…。大学4年生は教養を身につけているという前提で話を進めているようだが、そのような事実はないだろうし、なによりも人間はものを忘れる生き物だ。