新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2004年07月11日(日) TANオープンハウス2004

 第一生命ホール主催の今回のテーマは「踊れ!世界の音楽」
僕達は日本音楽集団として日舞の演奏とレクチャーをしました。

 露払いに当る千歳の舞に、翁の五穀豊穣・天下泰平の祝言舞を含め、それに続いての三番叟の踊りに持っていく大きな意味合いは、その前半部『揉ノ段』で烏飛びで表される足拍子高く踏みしめる大地の存在、地霊への鎮めの祷り、そしてまた、稲穂を揉んで実りを頂く所作に現われ、後半部『鈴ノ段』で稲穂をかたどった鈴を手にして、穀物を田畑に撒くしぐさ、全て我々農耕民族である日本人を象徴している辺りです。

 この三番叟を子供達にレクチャーしました、腰を落としての足踏みの姿は大変可愛くNHKの日本語で遊ぼうなどの影響か、楽しんでいたようです。
 猛暑の中でしたが、素晴らしい試みだと思います。


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