2004年07月12日(月) |
古武術と太鼓奏法(破)の巻 |
とうとうお会い出来て、その古武術を時下に受け止めることができました。
甲野善紀 1949年、東京に生まれる。1978年、武術稽古研究会松聲館(しょうせいかん)を設立。以来、他流儀や異分野との交流を通して、現在では失われた精妙な古伝の術理を探求しつつ、武術の研究を行っている。2003年10月31日同会を解散。
宮本太鼓館館長越智さんの協力によって宮本スタジオで甲野先生と屈強なアシスタント 人間考学研究所のビデオにも登場している筑波大学院で体育科学研究科に在籍している高橋さんそして大道芸やパントマイムをやっているキシタカさんに来ていただきました。 僕のアシスタントは筑波大学附属盲学校出身で現在上智大学社会福祉学科を専攻している盲目の片岡君です。
甲野先生の足さばきや身体の移動のしかたは能や狂言に通じるものがあり、足裏の垂直離陸や井桁崩しなども時下に接して見て、又実際に竹刀で打ち合ってみてその力の一点集中を自分の身体で実感しました。
そしてなによりも甲野先生に太鼓を打ってもらったとき、それは芯のあるいい音がしました、全くよそうのつかない奏法で、振りかぶらなくても身体の関節を抜いたり浮かしたりすることで、撥に体重が集中するのが解りました。 甲野先生は今度手裏剣術をやりましょうとおっしゃってました。そして最近「哲子の部屋」に出演された事や多くの原稿を抱えておられて超多忙にもかかわらず、こうやって御出でいただき気さくに話しをしてもらいました、心より感謝します。
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