新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2008年09月09日(火) 相撲が国技を止めた記念日



もう二度と相撲は見ないことにした。

日本相撲協会を6年半も率いた北の湖理事長の辞任劇は、「潔さ」とはほど遠い結末だった。さらに、新理事長誕生も、相次ぐ辞退者の果てに決まった互選の結果だ。時津風部屋の傷害致死事件以降、不祥事が相次いだ大相撲が迷走した背景には、協会幹部たちの無責任体質があった。

 2力士の大麻吸引が疑いようのない事実であることが報告された理事会。その直後、北の湖理事長が全理事を前に、トップとしての考え方を示した。

◆後任、たらい回し◆

 相撲協会の迷走は、これにとどまらなかった。北の湖理事長が「後任には武蔵川理事を」と言及したが、理事たちがこれを却下。続いて、後継候補の名が次々と挙がったが、放駒理事は断り、53歳と年が最も若く1期目の九重理事(元横綱千代の富士)は、「経験が浅い」と辞退した。再発防止検討委員会の委員長で、最も強く後任に推された伊勢ノ海理事(元関脇藤ノ川)は、「心臓に不調がある」と断った。

 結局、武蔵川理事が候補となり、互選は全会一致で終わった。ある理事が、自省を込めてつぶやいた。「全員一致の武蔵川新体制といえば聞こえはいい。だが、実情を知る者ほど、火中の栗(くり)は拾わない。これが、今の相撲協会だ」

あまりにも体格の大きい外国人に頼っていないか?
情けない!!!

もはや柔道も国際JUDOとはその伝統も無くなった、ジャケットレスリングということだ。

国際化で伝統を失わないことが大事になる、古武術の探求を続けよう。


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Shinchandazo [MAIL] [HOMEPAGE]

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