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■ 小娘に出来る事
今日は電車で初出勤。
電車での所要時間がわからないから 早めの電車に乗って坐っていく。 私は座れたけど、次の駅ではほぼ満員。 ちょっとの事で通勤の楽さは 全然違うんだなぁ。とか思ってたら 電車が止まった。 京都で人身事故、上り線はオールストップ。
初めての電車通勤でいきなり遅刻? こういう場合どうしていいのか さっぱりわからない。 うろたえて親に電話して指示を仰ぐも 「さあねぇ」というお返事。
電車は田んぼの真中だし 次の駅で降りたところで私鉄の駅なんて 遠すぎて乗り継ぎも大変。 職場へ遅刻予告の電話をしようにも 開門は8時半。出勤は8時45分までという 恐るべきストライクゾーンの狭さ。 それまでは電話しても誰も出ない。
電車はずっと止まったままで 坐ってる私はいいけど 立ってる人はたまらないはず。 少し動いて駅に着いて、 新快速も止まっててそれに乗るはずの人も 全員普通電車に殺到する。 乗換えとか色々考えたけど じたばたせずこのまま行こうと腹をくくる。
結局40分足らずのところを 2時間かけてたどり着く。 他の先生達は私よりも さらに遠方住まいの人もいて 加古川から姫路へ出て新幹線で新神戸 そこから下りの在来線で学校まで。 ある人はタクシーで4000円近く自腹で出勤。 みんなすごすぎ。 あっさり遅刻を決め込んだ私は お咎めは受けなかったけどやはり甘かった。
最近人身事故の多いJR。 多分誰かが線路に飛び込んだんだろう。 奇しくも今朝の朝刊には 香港映画スターの自殺記事。 ちょっと前に日本の俳優も自宅で自殺。 春先って、そんな季節だなぁ。 でも、朝の7時半って 通勤ラッシュの時間だし 何も人の初出勤を邪魔しなくても。 最後に周りに大迷惑をかけて 存在を示したかったんだろうか?
今日からは本格的にオリエンテーション。 担任をする学生の個人情報を見せて貰う。 想像以上にヘビーな背景の学生達。 離婚・母子家庭も多いし 家族の借金で大学を諦めたとか 10数人兄弟の下から2番目とか 44歳大卒後失業とか 面接記録も被虐待経験ありとか 15歳年上と同棲中とか波乱万丈。 実習中は働けないから無収入と言う事で 目標に「貯金」と書いてある事も多い。
仕事と学校の両立が大変で 学校を辞めたいという相談もよく見受ける。 あっさり「学校も大事なんだから 仕事の方をどうにかすればいいのに」 と思ったけど、よくよく考えたら 病院の寮に入ってる彼らは 仕事をセーブしてクビにでもなったら 職と一緒に住まいも失う事になるから 勉強どころじゃない死活問題。
進学コースを長年見てきた先生が 「彼らは生活の面でも 本当に複雑なたくさんの問題を抱えてて 学問だけじゃなくて生活全般にわたって 指導していく必要があるし、 それがかなり重要だったりする」と言われる。
その担任をする私といえば クラスの平均年齢よりも若く 家族は揃ってて、最低限不自由もなく 奨学金ももらったけど 県外の短大へ行って仕送りしてもらって 学費も出してもらって 卒業したらまた親元で 仕事以外はメシ・フロ・ネルで 悩みといえば恋愛か洋服で 小娘に不釣合いな好きな車を買って ガソリン代も考えずに乗りまわして スノボにライブと趣味にもお金つぎ込んで ホントにぬくぬく育ってきたと思う。 そんな私に何ができるんだろう。
ある意味、死に対峙した患者のように 彼らの痛みや悩みを 完全に理解はできないと思う。 ただ、見放さずに関心を持ちつづけて 側で支える事で、彼らが自分自身で 試練を乗り越えるお手伝いを 小娘ながらできたらなぁと思う。 器が人を育てる事もある、 私も一緒に成長するのだ。
夜は歓迎会。 今まで行った事のない「和食屋」よりも 落ち着いた雰囲気の日本料理店。 学校の全職員が集まって やはり平均年齢は40歳以上。 とっても落ち着いた宴会で 背伸びした世界に足を突っ込んだという 落ち着かない気分を味わう。
自腹で食べられそうもない料理、最高。
2003年04月02日(水)
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