からっぽ。

強がって、強がって、平気なふりして笑った。
独りでそっと、下を向いて泣いた。

からっぽ。
今のあたしは、からっぽ。
どうしてあたしは、此処にいるんだろう。
肝心なモノが足りない。
大切な気持ちが、欠けてるの。
あの人がいない。

哀しい気持ちだけを風化する事、出来るかな?
愛しい気持ちは、消えちゃうのかな?
そんなの、やだ。

あの人を好きでいるのは辛いけど、
あの人を忘れるのはもっと辛い。

ねぇ、からっぽ。
あの人を想う気持ちをなくしたら、
あたしの中には、何が残るんだろう。

誰か、助けて。
手を差し伸べて。
あたし、からっぽ。
寒いよ。
2003年04月23日(水)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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