非日常的日常
nao



 介護の話

介護は利用者さんの持ってる力、残ってる力を充分に発揮してもらい、それを利用して体位交換やらトイレ介助やらをやる。
なんでも手伝って他力本願にさせたら、寝たきり老人の出来上がりだ。

私が朝、結局できずにSOSで男性職員(しかも二人の男性)に手伝ってもらったことを、同期のY(女性)が一人でやった。

悔しいぢゃないか。
今朝は絶対やる、Yにやれて私にできないのは悔しい。
その一心で何度もやり方を変え、考え、怒鳴り、誉め、車椅子に乗せる。
(毎朝この部分が一番大変。しかも利用者さんは石化しちゃうんで)

時間以内にトイレ介助、洗面、食事、薬の見守りのすべてを終えて、上司に申し送りする。
「てっきりSOSの電話来るかと思ってたよ」と上司。
「だってYにできて私ができないのは悔しいじゃないですか」

「うちの女性たちは根性があるww」と笑っていた。
最近男性職員の手抜きが目立ってるので、上司も何度も説教してるらしいが、私たちにはない。

ミッションをやり遂げたあとは清清しく、達成感に満ち溢れた。

2006年10月10日(火)
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