平素に在り

2003年01月26日(日) 無題

物事を「知る」というのには
2つの方法があると思う。

1つは、頭で思考することによって理解するやり方。
もうひとつは、心と体で感じ取って理解するやり方。

自分の場合、前者が苦手である。理屈で考えてもどうも本質が
はっきりしない感じがする。言葉で説明しても上滑りしてしまう。

やっぱり、実際経験して感じとらなければ[知る」ことにはならない。
変な例えだが、性教育でSEXを知っても実際「やる」までは
何も知らないようなものだ。

だから、あまり沢山の知識を詰め込むより、身近な経験を積み重ねて
自分の「知識」としていく方があっている。
生きることは「過去」でも「未来」でもなく「今」であるから、
「今」の自分の範疇に集中していこう・・・

ところで、イラク問題だがアメリカはどうやら戦争をするつもりだ。
私の直感では、もし戦争をすればアメリカにとっても決してプラス
にはならない。

9.11テロから、アメリカは対テロ戦争の名目のもと好戦的になっている
が、イラクがあのテロに関った証拠を国際社会に明示しない限り
国際的にも「反米」ムードが蔓延するだろう。
加えて、開戦は新たな「テロ」の口実となりそれを誘発するのではないか
と憂慮される。

個人的にいえば、ブッシュの個人的な資質にも疑問を感じる。
話し方、政策などを見ても、器の小ささを見て取れると同時に
「アメリカ至上主義」が鼻持ちならない。

何が正義か・・など誰もわからない。
ただ、煩雑なルールに則り、手続を踏むのが民主主義である。
「核実験再開」「京都議定書批准拒否」など
すでに、国際社会のルールからはみだしているアメリカが
ここで、「国連決議」という民主的手続を経ずに開戦すれば
「民主主義」に対するあまりにも傲慢な裏切りである。

ちなみに、私もイラクもフセインも嫌いであるし
十分にテロ支援の嫌疑はある、と思ってはいるが。


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こうたろう [MAIL]

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