平素に在り

2004年01月28日(水) 雑然

本日、株で45万のマイナス。
といっても、それを差し引いても100万ほど浮いているので
明日以降に期待。

昨日、本日と会社関係の飲み会があって、
不本意ながら、酒を少々飲んだ。

喉が少し痛い。電車でも咳き込む人が多く
流行っているようだ。

今日は、初めて一人で営業し、説明し
クロージングをした。

保険を売った経験からすると、
非常に簡単に売れる。
ほとんどが、ベンチャー企業相手なので
代表者も若いことが多く、数年前とは
世の中変わったなぁと思う。

特に、うちの会社の新規顧客は
介護事業者・インターネット(プロバイダー・売り上げ・サーバーレンタル)などで、続いて学習塾などの教育・スポーツクラブなどである。

いろいろな業界の仕事が見えて勉強にはなる。

だがしかし、なんというか、仕事に対する執念とか、情熱とか
そういった熱いものは、全く失せてしまっている。
すっかり、家庭中心の残業不可状態になっているのだ。
そもそも、いまの会社自体がビジネスモデルを描けなくなってしまい
過去の成功体験を背負った役員が、現場を叱咤し続けるという
状態も嫌気がさしているのだが・・

それにしても、2年ほど前までは異常なほどに激務していた
自分とは思えない。

効率化・スピード・アイディアなどいろんなキーワードが
ビジネスシーンでは語られているが、それらが労働者の
幸福にどれだけ寄与しているかは、甚だ疑問である。

株式会社は株主を見て、従業員を見ない。
非常にゆがんだ資本主義になっている。
コーポレートガバナンスからみて、
ステークホルダーのどの部分に重きを置くかが
問われている。

自分の会社も上場しようとしているが、私は反対である。
資金が必要と思わないし、投機家の多い今の市場で健全な
経営はかえって損なわれると思う。

ハイテンションで、突き進むエネルギーが今の自分には
無い。
逆に、そういうものが「良いもの」と認識されている
世の中に違和感さえ感じる。

1%の成功者と99%の失敗者。
これが、今の世界。努力とか情熱は必要条件かもしれないが
十分条件ではないのだ。

だれもが、努力さえすれば成功が手に入るような
幻想は捨てて、ゆっくり自分の生活を堪能すればよいのでは。

ビジネスの成功と人生の成功は全く別なのだから。

仕事も趣味も家族も一部であって全てではない。
マイペースで自分の感じる直感に基づいて
生活していくのが、単純で「いい人生」につながるのでは・・・

あまり、他人のため、とか社会のため、とか
考えないで、当たり前のことを当たり前にやっていく生活。
そもそも、そんなたいそうな事が出来る人がいるのかね。

人の役に立った、社会に貢献、なんてのは自己陶酔
であって、そんなに力んで叫ぶほどのことでもないよな。

人の評価に左右されない、人の評価を求めない、
自分の納得いくことに集中して生きていれば
いいんじゃないかななんて思ってみちゃたりしてます。


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