羽積風narration
…どうかなぁ?

2009年09月25日(金) 理想の最期

"人生の最期はどのようにむかえたいか"ということについて
「自宅で、子や孫に見守られて、老衰で静かに息を引き取るのが幸せ」
というのをよく聞くけれど、これはだいたいみんなの共通認識なのかな。

自分が死ぬ時の気持ちなんて、正確にはまだわかりっこないんだけど。

例えば、風邪で高熱を出してうなされているとき。
私は一人でうなされていたいタイプだ。

弱っている時は誰かにそばにいてかいがいしく世話をされたり
手を握ったり頭を撫でたりしていてほしい
…というタイプの人がいて、そういうタイプの人が多いこともわかる。

けど、

しんどいときに誰かにそばに居られるとうっとうしいし、
一人で存分に気兼ねなく醜態晒して苦しませてほしい
…というタイプの人もけっこう多いと思う。

死ぬ時はこれとはぜんぜん違うのかな。

もうダメかも…ってときに家族が周りを取り囲んでいると

「なにか最期に気の利いたことを言わなくちゃなんないのかな」
「グエッとか体から変な音が出たら恥ずかしいな」
「遠方から仕事休んでたぶん喪服持って駆けつけてるんだよな」

…とかいろいろいろいろ考えたり気を使ったりしそうで
ちょっとヤダな〜って思っちゃうんだが。



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汐 楓菜 [MAIL] [活動記録]

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