"人生の最期はどのようにむかえたいか"ということについて 「自宅で、子や孫に見守られて、老衰で静かに息を引き取るのが幸せ」 というのをよく聞くけれど、これはだいたいみんなの共通認識なのかな。
自分が死ぬ時の気持ちなんて、正確にはまだわかりっこないんだけど。
例えば、風邪で高熱を出してうなされているとき。 私は一人でうなされていたいタイプだ。
弱っている時は誰かにそばにいてかいがいしく世話をされたり 手を握ったり頭を撫でたりしていてほしい …というタイプの人がいて、そういうタイプの人が多いこともわかる。
けど、
しんどいときに誰かにそばに居られるとうっとうしいし、 一人で存分に気兼ねなく醜態晒して苦しませてほしい …というタイプの人もけっこう多いと思う。
死ぬ時はこれとはぜんぜん違うのかな。
もうダメかも…ってときに家族が周りを取り囲んでいると
「なにか最期に気の利いたことを言わなくちゃなんないのかな」 「グエッとか体から変な音が出たら恥ずかしいな」 「遠方から仕事休んでたぶん喪服持って駆けつけてるんだよな」
…とかいろいろいろいろ考えたり気を使ったりしそうで ちょっとヤダな〜って思っちゃうんだが。

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