| 2007年05月31日(木) |
陣内智則さん、藤原紀香さんの結婚披露宴 |
「 結婚前は目をしっかり開いていること。
そして結婚後は半分閉じていること 」
ベンジャミン・フランクリン ( アメリカの科学者、政治家、文筆家 )
Keep your eyes wide open before marriage, and half shut afterwards.
Benjamin Franklin
今夜は早めに帰宅し、パワーポイントでプレゼンの資料を作成していた。
完了寸前、最近お付き合いを始めた女性から、携帯にメールが届いた。
メールを開くと、「 TV で 陣内 智則 さん と 藤原 紀香 さん の結婚披露宴が中継されているので観てちょうだい 」 という内容だった。
たまに、芸能人の結婚披露宴が中継されることは知っていたが、まったくと言っていいほど興味が無いので、当然、過去に視聴したことは一度も無い。
交際して日が浅いので、私を 「 芸能人の結婚披露宴マニア 」 だと勘違いしているのかと思い問いただすと、「 とても感動的だから 」 と答えられた。
しぶしぶ TV を点けたのが午後8時半頃だったので、披露宴は半ばを過ぎていて 「 まさしく “ 宴もたけなわ ” 」 という様子である。
知り合いでもない他人の披露宴を観て何が面白いのか、どこで感動すればよいのやら理解に苦しみながらも、とりあえず眺めてみることにした。
過去に十回ほど、披露宴の司会を努めた ( 仕事ではなく ) 経験もあるが、やはりプロの進行は見事だなと、最初は夫妻より司会者が気になった。
新郎、新婦のプロフィールについて詳しく知らないが、なんとなく芸能人的な空々しさが少なく、この両名には好感を持てる印象がある。
素人の披露宴とは違って、TV 的な演出というか、一つの Entertainment として成立させようとする意図が窺えるけれど、さほど不快なものでもない。
後半、新婦を喜ばせるために、新郎が3ヶ月の特訓を経て苦手を克服したというピアノの弾き語りを披露したあたりは、演出を超えた感動があった。
新婦による両親への謝辞も、芸能人という先入観を忘れさせる自然さで、親子の絆が強く感じられ、この結婚の真摯さを物語っていたと思う。
たかが他人の結婚披露宴ではあるけれど、両親への感謝や、愛し合う二人が将来を誓い合う姿に、招待客、視聴者は拍手喝采し、目頭を熱くする。
それは、地球環境の問題とか、政局の趨勢、現職大臣の自殺などに比べると、ごく小さな話題かもしれないが、たしかな 「 感動 」 がある。
いくら立派な肩書きや、お金や、地位があっても、人が死ぬ ( 自殺ならなおさら ) ことには感動がなく、強く正しく生きる姿にこそ感動はあるのだ。
中継が終わって、仕事の続きに取り掛かろうとした瞬間、彼女から電話が入り、「 観た?観た?感動的だったでしょッ! 」 と高揚した声が耳に響く。
また、「 私も早くしたいワッ♪ 」 などと先走るものだから、「 感動しました 」 と素直に答えてよいものかどうか狼狽し、にわかに緊張が走る夜だった。
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