| 2007年06月09日(土) |
今年 6人目の逮捕者 |
「 文に秀でていても、徳を欠けば学者ではない 」
中江 藤樹 ( 儒学者 )
Np matter how learned yo may be, you are not a scholar if you lack virtue.
Tojyu Nakae
前回の日記に 「 誤り 」 が生じたので、お詫びし、訂正しなければならない。
NHK職員による今週の逮捕者は、「 2名 」 でなく 「 3名 」 になった。
3日前の6月5日、NHKでは制作局のディレクターが快速電車内で女性に 「 ほおずり 」 をし、現行犯逮捕されたばかりである。
ところが6月8日、今度は別のディレクターが電車内で女子高生の下半身を触り、強制わいせつの容疑で警視庁渋谷署に現行犯逮捕された。
たとえば、ずっと前に犯した罪の判決が一斉に出たというのなら、まだ考えられなくもないが、彼らの場合は 「 現行犯逮捕 」 されている。
つまり、同僚の犯した不祥事を知りながら、その話題が冷めやらぬうちに、似たような犯行に及んだわけで、その悪質ぶりは言語道断といえよう。
今年に入って、NHK職員と関連会社の社員が逮捕されたのは 6件目で、今月だけでも 3人が逮捕されているが、一体、どうなっているのだろうか。
本日の逮捕者は、教育テレビで 10代向けの番組などを制作していたが、犯行の動機について 「 女子高生を見かけて欲情した 」 と供述している。
すなわち、彼は 「 欲情の対象 」 を取材したり、ゲストに招いたりして仕事を続けていたわけで、同世代の子を持つ親御さんには薄気味悪い話である。
性犯罪者というのは、概ね 「 性的人格障害 」 を有しているのだが、普段の言動などをよく観察していると、その兆しが現れるものだ。
NHK会長は、お決まりの 「 信頼回復に努め、不祥事の根絶を … 」 などとコメントしているが、懲戒処分の見直しを検討するだけでは改善されない。
短期間に多くの逮捕者を出し、大部分が 「 わいせつ事犯 」 であったことを考えると、今一度、全職員の性向や適正の検査を実施すべきだろう。
税金ではないが、公共放送という立場で 「 国民から強制徴収 」 した費用をもって、NHKは番組を制作し、職員の給与を支払っている。
最近、社会保険庁職員の仕事ぶりや、退職後の待遇が問題視されているのと同様に、その給与は 「 国民の負担 」 であることに国民の怒りがある。
公務員の給与を下げたり、待遇を劣化させると、優秀な人材を集め難くなるので得策ではないが、かといって、むやみに特権を与えることも正しくない。
弁護士の方は反対するかもしれないが、ここは 「 法の下の平等 」 といった原則を破ってでも、公務員、代議士の犯罪には重罰を課すべきだと思う。
たとえば、懲役3年の刑が公務員なら6年になるとか、無期刑が死刑になるといった具合にし、日頃からその厳しさを全職員に徹底教育するべきだ。
給料も安定しているし、退職後の保障も充実している代わりに、ひとたび、不祥事を起こした際には、一般人の倍以上に処罰される仕組みを敷く。
それは 「 国民の下僕 」 として拒む理由のない措置であるし、将来において犯罪を犯しそうな人物は、公務員にならなければよいだけの話だ。
そうでもしないかぎり、総体的な倫理観、各組織の自浄体質は改善されないだろうし、不道徳者が減らない以上、真面目に働く職員も浮かばれない。
公務員、代議士には 「 優秀な資質 」 を求めるのと同時に、国民の模範となるような 「 徳 」 を有する人物を期待するのは、誰もが同じ願いだろう。
民間企業では考えられない 「 半年間に 6人もの逮捕者 」 を出したNHKを筆頭に、組織の浄化や秩序回復を、真剣に考えてもらいたいと思う。
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