| 2007年06月28日(木) |
南の島で ハマ ってきました �� |
「 150マイル上空からは、問題はケタはずれに小さく見える 」
ロジャー・B・シャフィー ( アメリカの宇宙飛行士 )
Problems look mighty small from 150 miles up.
Roger B. Chaffee
インドネシアへは二度目だが、前回は仕事でジャカルタを訪れただけだ。
今回は、仕事を完全に忘れて、思う存分にバリ島で楽しんできた。
この時期にバカンスを楽しんだことで、「 ええ身分やねー 」 とか、あるいは 「 気楽でいいわねー 」 などと、羨ましがられる方がいるかもしれない。
弁解するわけではないが、普段は文字通りに 「 朝早くから、夜遅くまで 」 ずっと働きづめで、「 社会保険庁の10倍 」 ほどは頑張っているつもりだ。
こんな働き者には、たまに 「 ご褒美 」 を与えてあげなければ、お天道様が許さないだろうし、それ以前に、身が持たないのである。
幸いに、外貨預金の他にも、たんまりとドルや人民元を現金で貯めてきた結果、気づくと近頃の円安で、ずいぶん 「 為替差益 」 が生じている。
再び価値が下がる前に、手持ちのドルを使っちゃおうという狙いもあって、今回は少し贅沢なプランを組み、ちょっとゴージャスに楽しんできた。
同行する彼女に訊くと、海外旅行は何度か行ったらしいが 「 ハワイ 」 やら 「 香港 」 やら、「 サイパン 」 やら、いわゆる “ ベタ ” な観光地が多い。
今回は、きれいな海があって、ゆっくり過ごせるところが希望とのことだったが、「 飛行機に7時間以上は乗りたくない 」 などと条件を付けられた。
それで、旅行社に勤める友人のアドバイスを受けた結果、じゃあ、バリ島にしようかということになり、ホテルやら、何やら、コーディネートしてもらった。
ちなみに、バリ島は 「 極上のホテルが、信じられんほど安い 」 ので、少し割高についても、出来合いのツアーより、フリーで組んだほうがいいらしい。
こちらの仕事は一段落しているし、彼女のほうも休暇が取れたので、手に手を取ってワクワクしながら、一路、6時間45分の旅に出発した。
現地に着いた当初は、「 オイ、話が違うぞッ 」 と文句を言いたくなるようなことが多くて、ちょっと期待を裏切られた感じだった。
まず、今のバリ島は 「 乾季 」 と聞いていたのだが、空港に着いた途端に 「 モワァ〜 」 とした熱気に包まれ、調べると湿度80%、気温30度である。
タクシーに乗ろうとしたら大雨が降ってくるし、運転手さんは英語が通じないし、ちゃんとホテルに着くのだろうかと、不安な気持ちでスタートした。
旅行中、終日快晴だったのは一日だけで、ずうっーと曇天か雨で ( 彼女は日焼けせず良かったと喜んでいたが )、最後まで天候に恵まれなかった。
それに、後から知ったのだが、ホテルや外国人観光客を相手にする場所を除くと、ほとんど英語は通じない ( 公用語はインドネシア語 ) のである。
ホテルは VILLA タイプ だが、広いし、清潔だし、情緒があるし、なにより 「 一部屋に一つ、プライベート・プール付き 」 という豪華さである。
本来 ハネムーン 用 らしいが、予約のときに 「 ロマンチック・ウエルカム 」 というオプションを頼んでおいたら、エントランスに花びらが撒かれていた。
日頃は節約家で、私の浪費に対して何かと小言の多い彼女だが、これには喜んでくれたようで、とりあえず部屋に入ってからは落ち着けた。
この VILLA では部屋付きの専任バトラーが居て、ボタン一つで飛んできてくれるし、朝食は指定した時間に部屋へ来て作ってくれる ( 不味いけど )。
雨も止んで、夕食に出かけて戻ると、エントランスには滑走路のごとく小さなキャンドルが両側に並べられ、バスタブの湯に花びらが浮かべられていた。
これも 「 ロマンチック・バス 」 というオプションなのだが、部屋代も含めて、日本の常識からは考えられないほどリーズナブルなので、オススメである。
ここまで 「 ロマンチック 」 に演出されると、そりゃぁもう、よほどの殺意でも抱かないかぎり、カップルはロマンチックに陥る仕組みになっている。
天蓋付きベッドからプール越しに見える海を眺めていると、取引先のオヤジと納期や値引きを交渉したりする日々が、なんともチッポケに思えてくる。
彼女もまた、日頃の雑事が遠い昔の出来事に思えるけれど、それは再び、すぐにやってくることを知っていて、逃れるかのように海を見つめている。
この日はまだ、私が “ アレ ”に ハマるとは、二人とも知る以前だったので、静かに、穏やかに、夜が更けていったのである。 ( 次回へ続く )
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