| 2007年07月27日(金) |
ブライアン・メイ 博士 |
「 音楽を聴くのに頭なんて必要ない 」
ルチアーノ・パヴァロッティ ( イタリアのテノール歌手 )
You don't need any brains to listen to music.
Luciano Pavarotti
ドミンゴ、カレーラスと共に 「 三大テノール 」 と称される人気オペラ歌手。
好感を寄せられる理由の一つは、冒頭の名言にも滲む 「 気さくさ 」 だ。
どうも音楽というのは、人気を博し、名声を集めすぎて 「 芸術 」 の域まで達すると、途端に興ざめし、つまらなくなってしまうことが多い。
がむしゃらに自分の感性を信じ、聴衆の存在を常に意識しながら、大衆に受ける作品を発表しているうちはよいが、芸術家気取りになると辟易する。
たとえば、クラシック音楽でいうと モーツアルト などは、過去の法則に従わず、感性をぶちまけ続けた一人で、その点が長く庶民に愛される所以だ。
ところが、そこに余計な分析を加えたり、屁理屈をこねる評論家や、価値を求めようとする 「 自称:音楽通 」 のせいで、妙な美意識が生じやすい。
古今東西、解説がないと理解できない名曲などなく、良いものは時代を超えて受け容れられるはずで、グダグダと長い説明を加えるのは野暮である。
現代音楽では、たとえば ビートルズ などが、マニア だとか、熱狂的ファン とか称する連中のせいで、本来の 「 味 」 を逸してしまった好例だと思う。
個人的な意見かもしれないが、私などが、ストーンズ や クイーン のほうが 「 ロック らしい 」 と感じるのは、高尚な解説が少ないせいでもある。
また、学校で使う 「 音楽の教科書に載っている 」 ということが、ある意味、極論かもしれないが、「 ロック としては 死 と同然 」 な気もする。
ちなみに、UK の オフィシャル・アルバム・チャート の首位は、ダントツ で ビートルズ かと思いきや、意外にも クイーン が歴代トップの位置にある。
以下は、歴代の Top 10 で、チャートイン の週数が記されている。
1. Queen (1,322 weeks) 2. The Beatles (1,293 weeks) 3. Elvis Presley (1,280 weeks) 4. U2 (1,150 weeks) 5. Dire Straits (1,136 weeks) 6. Simon and Garfunkel (1,114 weeks) 7. Madonna (1,032 weeks) 8. David Bowie (1,005 weeks) 9. Elton John (989 weeks) 10. Michael Jackson (966 weeks)
当然、名だたる アーチスト ばかりだが、したり顔の評論家に陳腐な解説を付けられることの多いものほど、どうも 「 ダサい度 」 が高い気がする。
この世には、「 ○○評論家 」 というものが多数存在するけれど、特に音楽だけは、その価値を損ねる危惧が強いので、どうか黙っていてほしい。
音楽とは、「 心で感じるもの 」 で、「 頭で考えるもの 」 ではなく、ロック の場合は特に、どういう形で耳に入ってきたかによっても印象が違う。
ニュースで、クイーン の ギタリスト である ブライアン・メイ が、音楽活動で中断していた宇宙物理学を35年ぶりに再開し、博士号を取ると聞いた。
久々に ガサゴソ と CD を引っ張り出し 「 Bohemian Rhapsody 」 など聴いてみたが、やっぱり理屈抜きに 「 良いものは良い 」 のである。
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