| 2007年08月26日(日) |
世界最速の男が誕生する瞬間 |
「 アイスクリーム は溶けないうちに楽しむ、それが私の哲学だ 」
ソートン・ワイルダー ( アメリカの小説家 )
Enjoy your ice cream while it's on your plate - that's my philosophy.
Thorton Wilder
この哲学には、大いに共感するところがあり、なるべく実践している。
楽しみを先に延ばすのもよいが、同じ機会に恵まれるとはかぎらない。
自分の眼前で 「 世界最速の男 = 66億2000万の頂点 」 が決定される瞬間を目撃する機会も、そうそう訪れるものではない。
残念ながら朝原は脱落したが、ゲイ、アトキンス、パウエル の3強が順当に顔を並べた男子100m決勝は、熱気と興奮の中でスタートした。
前半は パウエル がリードしたが、ゲイ に並ばれた後、肩に力が入ったか、後傾した姿勢が目立ち、ゴール前で伸びず アトキンス にも抜かれた。
優勝した タイソン・ゲイ は、向かい風 0.5mで 「 9秒85 」 の好タイムを記録したが、25歳という年齢を考えると、これからも楽しみな選手だ。
練習では 9秒74を出したこともある パウエル が持つ 「 9秒77 」 の世界記録に向かって、今後も、二人の挑戦は続いていくだろう。
願わくば、その瞬間にも立会い、「 歴史の証言者 」 になりたいとも思うが、その頃には、また別の 「 アイスクリーム 」 が待っているかもしれない。
人生には、辛いことも多いが、探してみれば楽しいこと、愉快なこと、勇気や感動を与えてくれることも、たくさん存在するのである。
その大半は 「 対価 」 や 「 余暇 」 を必要とするが、それを励みとすれば、労働への活力も増すわけで、そんなに困難なものではない。
不幸の原因は、自由になる 「 お金や時間が十分にないこと 」 ではなくて、自分に合った 「 生きがいや楽しみを見つけられないこと 」 にある。
この週末は、いつもより疲れたけれど、アスリート の活躍を目の前で観て、いまなら 「 なんでもできそうな気がする 」 心境で、仕事に臨めそうだ。
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