Tonight 今夜の気分
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2007年08月27日(月) 世界陸上にみる 「 悪い流れ 」



「 自信・信頼感は伝染する。 自信・信頼感のなさもまた伝染する 」

                    ヴィンス・ロンバーディ ( NFL のコーチ )

Confidence is contagious. So is lack of confidence.

                                 Vince Lombardi



日本での知名度は低いが、ロンバーディ を知らないアメリカ人はいない。

フットボール界の大御所で、“ 伝説の名コーチ ” としてあまりにも有名だ。


グリーンベイ・パッカーズ の ヘッドコーチ & GM として、通算5回のリーグ優勝を果たし、スーパーボウル 第一回、第二回大会も勝利に導いた。

日本の スポーツ界でいえば、さしずめ 「 長嶋 茂雄 氏 」 みたいな伝説的、英雄的存在であると考えてもらって、ほぼ間違いない。

彼は、アメリカの代表的な “ スポーツ格言 ” の生みの親でもあるけれど、特に、「 勝ち 」 と 「 負け 」 を明確に示す内容のものが多い。

それらは、オリンピック憲章の 「 参加することに意義がある 」 など、勝敗にこだわらないとする主旨のものより、厳しいが、現実味があり共感できる。

どんなに 「 きれいごと 」 を並べても、スポーツとは 「 勝ちと負けの言語 」 であって、常に負けてばかりでは楽しくもないし、真の感動もない。


世界陸上の 「 男子 ハンマー投げ 決勝 」 は、アテネ五輪 金メダリスト の 室伏 広治 選手 が期待を集めたが、6位 という残念な結果に終わった。

他の種目と違い、ハンマー投げの場合は 「 どこが悪かったか 」 が素人目には判別し難い競技で、フォームを眺めたぐらいでは敗因がわからない。

技術的な面よりも、ブランクや、当日の体調や、プレッシャーなどの精神的背景などといった 「 コンディション 」 に、影響を受けやすいとされている。

これまでのところ、今回の世界陸上では 「 日本勢が期待を裏切る場面 」 が多く、なんとなく 「 嫌なムード 」 が会場には蔓延していた。

冒頭の名言が示した通りに、「 自信・信頼感のなさが伝染している 」 ような気配が漂い、その影響を感じさせる 「 空気 」 があったようにも思う。


ビジネスの世界も同じで、自信や信頼感のない人が混じっていると、チームに悪い空気が流れ、他者にまで伝染し、全体の力量を下げやすい。

それを防ぐため、企業側は 「 能力給制度 」 などを導入し、競争を促すのだが、出来の悪い人ほど、制度を誤って解釈してしまうケースも多い。

たとえば、「 自分は同僚より給料が少ないのだから、サボっても当然だ 」 といった具合に、評価が低いことに甘んじてしまい、ますます働かなくなる。

そういう怠惰な風潮を伝染させられるようでは、周囲の人間もたいした器ではないのだが、「 楽なほうへ流されやすい 」 のも人の常といえよう。

スポーツでも、ビジネスでも、良い流れには積極的に乗り、悪い流れは自分で断ち切る度量が求められ、それが勝者の必須条件でもある。






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