| 2007年10月04日(木) |
民主党 小沢 代表 : 武力行使でも憲法に違反しない |
「 最近の我々は、必需品を買えぬほど、贅沢品にお金を費やしている 」
英語のジョーク
Nowadays we spend so much on luxuries we can't afford the necessities.
English joke
20年間も続く喫煙習慣をやめたのは、2年前の10月からだった。
以来、私にとって煙草は 「 必需品 」 から 「 不要品 」 に変わった。
前回の日記で、「 ヤクルト、大相撲、郵便局 」 が不要だと書いたが、要る、要らないの判断は、個人の嗜好的な問題でもあるだろう。
たとえば、私が喫煙していた頃に、もしも 「 煙草なんか要らない モノ 」 だと言う人がいたら、あるいは反論していた可能性もある。
ヤクルト にしても、「 敵チームの優勝に手を貸す姿が大好き 」 なんて人にとったら、かけがえのない大切な存在かもしれない。
大相撲 も、常に八百長疑惑があり、最近では、密室殺人まで引き起こした 「 裸の デブ による押し合い 」 が大好きな人には、必要な競技なのだろう。
郵便局 も、たとえ不正の温床であり続けようが、無駄使いを繰り返そうが、民営化によって数を減らすことは好ましくないと、考える人がいるらしい。
何が必需品で、何が不要かについては、人それぞれ意見の分かれるところだが、特に、趣味、嗜好の分野においては、考え方の違いが大きい。
たとえば、私は 「 パチンコ 」 なんて要らないと思うけれど、ギャンブル好きの友人によると、「 それなしでは、生きていけない 」 ほど大切らしい。
若い人の中には、「 携帯電話がないと生きていけない 」 なんて人も多いのではないかと思うが、中高年の大半は、それを必需品とは考えないだろう。
もしも、「 あなたにとって、何が必需品で、何が不要ですか 」 という内容のアンケート調査をしたら、その人の価値観や、行動が窺えるかもしれない。
煙草やパチンコや麻雀を必需品と答えた人は、おそらく愛煙家で、余暇はギャンブルを楽しむのがお好きなのだろうということが、簡単に推察できる。
日本国内では、毎年3万人以上も自殺する人がいるけれど、彼らにとって 「 自分の命 」 なんてものは 「 必需品ではない 」 らしい。
たぶん大部分の人は、贅沢をしたり、見栄を張ったりすることよりも、命の方が大切だと考えるのではないかと思うが、そうでない人も存在する。
お金が無いことを理由として自殺する人もいるが、「 自分の命など不要 」 とする価値観の人に、お金を与えたところで、有意義には使わないだろう。
そのあたりは、必要、不要というよりも、物事への 「 優先順位 」 に対する考え方の違いであり、命を粗末にする人と、そうでない人は折り合えない。
いくら立派な御託や、賢そうな理屈を並べても、自分や他人の命について、優先順位の下位に置いている人の意見には、ちょっと警戒が必要だ。
民主党の 小沢 一郎 代表は、「 政権を担う立場になれば、アフガニスタンでの国際治安支援部隊への参加を実現したい 」 と、党機関紙で述べた。
これには、「 憲法が禁ずる海外での武力行使 」 にあたるのではないかと、民主党内にも異論があるようで、今後、意見の調整が必要になるだろう。
小沢 氏 は、「 国連決議に基づく国連の活動であれば、海外での武力行使でも憲法に違反しない 」 と、「 国連決議 」 の効力を重視しているらしい。
ちなみに、「 アフガニスタンでの国際治安支援部隊への参加 」 の内容は、後方支援でなく 「 実戦 」 だから、交戦して死傷者の出る危険が高い。
ご存知の通り 小沢 氏 は、比較的に危険度の低い 「 インド洋上での海上自衛隊の給油活動 」 は、憲法違反だからという理由で猛反対している。
つまり、小沢 氏 の持論によると、「 国民の命 」 が危険に晒されることよりも、「 国連決議 」 や 「 憲法 」 を守ることの方が、優先順位は上である。
自衛隊に、「 インド洋の仕事は安全だが、違憲だから中止せよ 」 と伝え、「 アフガニスタンの危険な実戦は、合憲だから参加せよ 」 と言う予定だ。
私は、頭が悪いせいか、「 国家や人々の安全を守るために、憲法や国連がある 」 と思い込んでいたが、小沢 氏 の考えでは、まったく逆らしい。
国連決議は何よりも優先され、そこで決まった事柄は無条件に合憲となり、国民は憲法と国連決議のために、命を捧げるのが本筋という理論である。
安倍前首相が改憲を提起した際には、「 戦争をしたいのか 」 とお怒りの方もいたが、小沢 氏 は何の手続きも経ずに、前線へ派兵する予定らしい。
日本が名誉を重んじ、国際貢献に参加することは意義があり、それが安全な仕事ならなによりだし、多少の危険を伴っても、必要とあらば断れない。
ただ、給油活動をするにしても、前線で戦うにしても、「 人命が最も重要 」 という概念は、全国民、ましてや首相には持っていてほしいと思う。
どうして、人命が 「 憲法 」 や 「 国連決議 」 よりも軽く扱われるのか、そこのところが私には、まったく理解できないのである。
安全な仕事で他国を助けることは 「 憲法違反だから行くな 」 とし、危険な任務でも 「 合憲だから、死ぬ率は高いけど行け 」 では、本末転倒だろう。
自民でも、民主でも、どっちでもよいが、「 憲法 」 や 「 国連 」 を偏重して、「 人命 」 や 「 国際貢献 」 を軽視する傾向は、見直すべきかと思う。
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