Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2007年11月14日(水) 派遣自衛隊員16名が自殺したという、どーでもいい話



「 人生は解かれるべき問題ではなく、経験されるべき現実である 」

                セーレン・キルケゴール ( デンマークの哲学者 )

Life is not a problem to be solved but a reality to be experienced.

                               Seren Kierkegaard



程度の低い年寄りほど、年功序列を信奉し、年数の浅い者を馬鹿にする。

たとえば、「 たかが ○年で、何がわかるんだ 」 てな口癖の人は要注意だ。


もちろん、経験を積むことは大事だが、長期に亘って働いても、その仕事の何たるかを理解できない人はいるし、逆に、短期で習得できる人もいる。

円熟して、慣れるにしたがって仕事が面白くなる人がいる一方で、やる気と勤続年数が反作用し、情熱が冷め、徐々に仕事が苦痛になる御仁もいる。

そのあたりは、明確な目標意識と、それを達成することへの責任感の違いが大きいけれど、最初から職業適性に欠ける場合は、どうしようもない。

携わる仕事に職業適性があること、明確な目標を持っていること、責任感が強いこと、そして、なによりも熱意を失わないことが、長続きする秘訣だ。

長く働けば、失敗や挫折の苦難は誰にでもあるけれど、そこから学んだり、立ち直ったりできない人は、結局、もともと 「 使えない人 」 なのである。


政府は、テロ対策特別措置法と、イラク復興支援特別措置法に基づいて、派遣された自衛隊員のうち計16人が、在職中に自殺したと明らかにした。

これについて、野党議員や、市井の 「 エセ平和主義者 」 からは批難の声も上がると思うが、16人という数字が多いか、少ないかは、判断が異なる。

日本の人口 ( 約1億2000万人 ) に対し、年間自殺者数は3万人超で、比率にすると 0,025% といったところか。

派遣された自衛隊員の総数 ( 1万9700人 ) に対する16人は 0,08%、自衛隊全隊員 ( 派遣以外も含む ) の自殺率は 0,03% である。

数字でみると、たしかに因果関係があるように思えるけれども、派遣すると自殺しちゃうからといって、動かせないようでは本来の機能が成立しない。


逆の見方をすると、16人は自殺したが、約2万人近い隊員は貴重な経験を積んだわけで、万が一、有事ともなれば、その経験が役に立つだろう。

実戦に参加したとはいえないが、安全に囲まれた演習場で訓練を積むのとは、まるで違う緊張感のもと、彼らは何かを得たはずである。

海外に留学する者でも、何人かは事故に遭ったり、犯罪の加害者か犠牲者になったり、あるいは精神病になって自殺したりする。

それでも、かけがえのない経験を得るために、多少のリスクがあったとしても、毎年、海外に留学する者が途絶えることはない。

想像でモノを語るより、現実を経験した者の意見は貴重だし、嫌なら転職も可能なわけだから、こんな議論に無駄な税金を使わないほうが望ましい。






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