「 健康とは、ただ単に、できるだけゆっくりと死に近づくこと 」
ベンジャミン・フランクリン ( アメリカの政治家、著述家、物理学者 )
Good health is merely the slowest possible rate at which one can die.
Benjamin Franklin
どれだけ裕福で、健康に恵まれても、人は皆、いつか死ぬ運命にある。
だからこそ、「 限られた時間 」 を有効に使うことが、賢い選択だといえる。
硫化水素による自殺が流行ったことで、マスコミの 「 自殺報道 」 に対し、追随する輩を増やすことになるのではないかと、批判の声が多い。
たしかに、「 ( ネット上に ) 製造方法が書かれているよ 」 とか、不必要だと思える情報まで広く知らしめたのは、いささか報道姿勢として疑問を感じる。
日本では年間3万人以上が自殺するけれど、基本的にマスコミ各社では、わざわざ自殺ぐらいで紙面を割いたり、話題として取り上げたりしない。
ただ、ここまで社会問題化してしまうと、善意の第三者を 「 巻き添え 」 から救うための警鐘を鳴らす必要があるし、放置できないのが実情である。
国民の利益を鑑み、こと細かく記述することが必要な場面と、それが逆に、悪意で利用されてしまう危険とを判断し、選別する能力が求められている。
日本には昔から 「 キチガイ に 刃物 」 といって、正しく使用すれば価値のある道具でも、異常者の手に渡ると凶器になる喩えがある。
硫化水素で自殺する輩が増えたからといって、原料となる薬品が悪いわけではなく、あえて危険な使い方をする連中が悪いのは明白だろう。
仮に包丁で首を斬る自殺方法が流行っても、包丁という便利な調理器具を廃止することはできないのと同じで、道具そのものには何の罪もない。
報道各社は、硫化水素がどうのこうのよりも、自殺するという行為そのものに対して、愚かなこと、恥ずべきことという認識を、もっと伝えるべきだ。
森の石松は、「 馬鹿は死ななきゃ治らない 」 と言ったそうだが、実際には、「 馬鹿は死んでも馬鹿のまま 」 なので、死ぬことに意味など無い。
あるいは、どうせ 「 危険な使い方 」、「 死に方 」 を告知するのなら、もっと徹底的に伝えたほうがよいかもしれない。
商品に記載される 「 デメリット表示 ( たとえば “ ○○と混ぜるのは危険 ” など ) 」 も、さらに詳細な情報を加える方法が考えられる。
従来の 「 混ぜると危険 」 ではなく、「 混ぜると硫化水素ガスが発生して、長時間、苦しんだ挙句に死ぬか、脳に後遺症が出ます 」 という具合だ。
テレビのニュースも、単に 「 硫化水素で自殺した奴がいるよ 」 ではなくて、緑色に変色し、悶え苦しんだ様子の死体まで映せば、追随する輩は減る。
死にきれず、脳に重い後遺症を残しつつ、世間に迷惑をかけた代償として 「 慰謝料 」 や 「 損害賠償 」 のために奔走する輩を映すのも、効果的だ。
|