左近日記
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こんばんわ、藤原左近です。 更新が滞っております。申し訳ございません。 以下はほんとのお話です。
母方のおばあちゃんが先週入院しました。 どうも胃がんのようです。 もうじき90歳になろうかという年齢です。 食べてももどしてしまうので、手術が必要です。
以前から惚けていたのですが、入院したらそれはそれは大変で。 身内が交代で付き添っております。 目を離すと「うちに帰る」とベッドから抜け出そうとします。 まだ足腰が丈夫なもんで、動けるんですよ。
ワタシの母親の親ですから、 母親はお嫁さんと交代で付き添ってます。 昼間はお嫁さんで、夜はワタシの母親が。 微力ながら、孫のワタシも手伝っております。 なんたって、仕事の形態が変わりましたから、お休みが多くてねぇ。 夜だけ出勤とか、あるんですよ。 そんな日は昼間ワタシが付き添ってたり。 先だっての休日は一日病院で過ごしました。
ときどき現世に戻ってくるんですが、 夕方になると遠い国のひとになります。 「暗くなるし、わたしはそろそろ帰るよ」 「おうちまで遠いから帰れないよ。ここは病院なんだよ」 繰り返し言い聞かせてもまた数分後には同じ問いかけの繰り返し。 せつないですよ。とほほ。 本気でドリフのコントみたいです。
カレにはさっさと状況を説明しておきました。 「おばあちゃんが入院したの。 惚けてて大変なんだよー。 ワタシも手伝うから、しばらく余裕がない。ごめん。 メールの返事も返せないかも。」と。
最初の2、3日はさすがにカレも控えめでした。 朝「おはよー。今日もがんばってね!」とかって。 携帯に来たメールを見て、嬉しかったんですが。
カレもこのところ仕事が忙しいご様子。 無性にワタシに逢いたくなったようで、 「仕事が早く終わる日に、病院が終わってからでいいから逢いたい」 そんなメールが携帯に来ました。
仕事が終わったら病院に向かって、 付き添っている母親とちょっと交代してトイレに行ってもらって。 しばらく母親の愚痴を聞いたりして。 病院を出るのは結構な時間。 ・・・そんな余裕ないんですけど。
だいたい、なにか騒ぎごとがあると、 ワタシはそっちに集中してしまうので、 おでぃとしてもうわの空。 それどころか、落ち着かない。
わたしはカレと二人で日記のようなものをつけています。 そこに今日あったこととか、書き込んでます。 おばあちゃんが入院してからも、 帰宅してお風呂に入ってガソリン入れて寝てしまいたくなっていても、 今日あったことをちらりと書いてはおりました。
カレからの決定打が出たのは3/31でした。
「いろいろあるのはわかってるけど、逢いたい。」 「もう少し、あなたの気持ちを表現して欲しいです。」
・・・・・・・見た瞬間、ぷつんと切れました。 他にもいろいろ書き込みがあったのですが、 もうやってられませんという気持ちが充満。 ガソリンが入っていたのは事実ですが、翌朝素面になっても許せなかった。
ワタシはあんまり「逢いたい」とか言わないほうで。 カレはすぐ「逢いたい」と言うほう。
・・・二人でつけている日記のようなものには、 4月になってからは書き込んでおりません。 だって、何を書いたって、カレには届かないんだろうから。
「ワタシの気持ち」って、なんなの? 「あなたに逢いたい」って書けば、満足してくれるの??
左手の小指の指輪はまだはずしていませんが。
・・・・後味がいやなものになりました。 ごめんなさいね。 明日も病院に寄って母親におにぎりを差し入れる藤原左近でございました。
藤原左近
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