暗行記...不夜

 

 

死臭〜もう少し待って〜 - 2002年05月04日(土)

ばあちゃんが頭が痛いということで
脳外科の病院へ連れて行った

今日はMRIの検査だけ
時間にして25分ほど

最近ばあちゃんに嫌な臭いを感じる
「死臭」っていうのかな

立て続けに夫と息子が逝ってしまった
自分にとっても大好きな祖父と伯父

生きてる時は喧嘩ばっかりに見えた
でもじいちゃんが死んだ時初めて見た
いつも笑っているばあちゃんの泣いたところ
周りを気にせず声を上げて泣いていた

そしてすぐにおじさんが結核で死んだ
死ぬ間際は痩せこけ、別人になっていた
その時は涙を堪え、肩を震わせていた

それから感じるようになった、あの臭い

心配で時々行くけれど
昔よりは元気が無くなっているし
遠くを見ていることが多くなっている

でも思う

自分としては大切だし大好きなばあちゃん
これからも元気でいて欲しい

でも違う

ばあちゃんにとって一番大切だったのは
自分でも自分の親でも叔母達でもない

夫であるじいちゃんなんだ

それなら向こうに行きたい気持ちも分かる
自分でもそうしたいと思うだろう


でももう少しだけ待っていて欲しい

まだ何にもしていない
自分はばあちゃんに沢山のものを貰った

その恩返しをしていない
たくさん、たくさんある
ばあちゃんにしてあげたいこと
ばあちゃんと一緒にしたいこと

だからじいちゃん、もう少しだけ待っていて




   ↑まだ学生だから出来ないんだ

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