私は,自分で言うのもなんだけど,他人への許容量はそこそこあると思う。 別の視点から言うと,他人に無関心,といえるかもしれないけど。 とにかく,私に迷惑でなければ,基本,それぞれのスタンダードを容認することはできているような気はするし(理解はできなくとも),むやみな人格批判はまずしない(悪口は別としても)。
でもでも。
私だって他人についての愚痴を言いたくなるときが(実は最近よく)ある。 愚痴はけっして悪口ではない。悪口は根拠がなくても言いまくれるが, 愚痴は多少なりとも根拠がないといえない。
最近,後輩のTくんが増長していて手に負えない。 元から手に負えないキャラだったわけだが,最近はとみに手に負えない。 今年度から同期が2人いなくなり,後輩が1人はいってきた。 したがって,押さえ役が1人しかいなくなったのもその原因かもしれないが, 手に負えない度数急上昇のほとんどはTくんそのものの増長がもとである。
増長の内容をここに書くとなるとかなり気持ちが萎えてくると思うので,もう書かない。 けど,この日記を書いているうちに書いちゃうかも。はー。
その増長っぷりは,Tくんの指導教員K先生までを巻きこみ,先生を疲労困憊させるまでに至った,,,(Tくん,あるいみ強者すぎる)。 にもかかわらず,Tくん自身はK先生のためを思って,という尊大すぎる間違いを犯している。
また,Tくんは「僕って正論しか言わないから敵も多いんですよね」 と言っているが,これもまた甚大な間違いである。 敵が多いのは,正論しか言わないからではなく,他人についての想像力が極度に欠如しているからである。これはかなり痛い。というか,Tくん自身がそれに全く気づいていないので手に負えない。 さらには,自分のスタンダードが王道だと信じてやまない,意味不明な自信のせいでもある。
それが元でTくんは内外に多くの矛盾をまき散らしている。 にもかかわらず,全く自分を見つめ直そうとはしない。話していると頭が痛くなる。 とりあえず,彼の話の矛盾点を丁寧に説明してあげると, 「人間に矛盾があるは当然」とか「自分を上手く説明できないから勘違いされて困る」 などというが,それは違う(少なくともTくんの場合)。
Tくんは自分の望む通りに人が話をきき,理解を示し,Tくんの理想とするTくん像を持ってもらいたいだけである。それはムシが良すぎるうえに,今のTくんのやり方では到底むりな話といわざるをえない。
さらにさらに,Tくんは「僕って,けっこうナイーヴなんですよ〜」という。 確かにTくんはナイーヴである。が,センシティヴではない。 という本音を,ある席で思わず言ってしまった。 横にいたK先生が「それきついなあ〜」と苦笑いをした瞬間,Tくんの顔色が変わったので,慌てて「じょーだんじょーだん」とその場をおさめたことがあった。
無神経な人間は無神経だからこそ,我慢の限界へきた周囲から「無神経だ」ときっぱり言われるまで分からないのである。無神経ではない人間は「無神経だ」と言われる以前に気がつくし,そもそもそういう人には「無神経だ」といわれる機会がないし,作ることもない。例えあっても「配慮がなかった」と素直に反省できるのである。
「無神経だ」といわれて傷つかない人間はほとんどいないだろう。 それはTくんも然り。 しかしながら,Tくんには「無神経だ」といわれるに至ったこの事態そのものを真摯に受け止めて欲しい。が,無理だった,,,涙。
繰り返しになるが,Tくんは結局,自分にしか関心がないため,他人への想像力が異常に欠如しているのである。 したがって,傷ついているのは自分だけ,などという強烈な勘違いを自分のなかでは確信的なこととして認識し,自分を肯定し,自分を慰め,周囲に場違いな怒りをぶつける。 自分で自分を肯定できる人間は強いし,確かにそうすることは必要だと思う。 ただ,一人で生きているわけではないのである程度の相対性をもってほしいと切に願う。。
と,ここまで書いていて何なんだけど,Tくんは決して悪い人間ではない(心根では)。 ただ,「真性」のわがまま人間で,あるいみ超単純ではあると思う,,,。
それがみんなにとって良い方向に作用すればいいのだが,残念ながら今のところ真逆である。
はあ,本当に最近は疲れるよー,,,! だれかに私の役目(Tくん押さえ役)を変わって欲しい。
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