○プラシーヴォ○
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2000年07月01日(土) 幸せの匂い

がちゃ子は、会社を辞めた後
リストラされた働き盛りの青年男子のように
途方にくれてた。

そして、急に

「接客業がしたい。
しかもパン屋で働きたい!」

って言いだした。


そして本当に、ふらふらと散歩してた時に
見つけたパン屋さんで働きだしちゃったね。

そこは、近所でも有名な
ヘルシーなパンを置いている店で、
すっごくすっごくおいしかったね。

ただし、制服が妖精のように可愛らしくて
4年間の肉体労働でつちかわれた
君のがっちり体型には似合ってなかった・・・。


「店に来たら殺す」
って言う君の目は本気で
僕はお迎えに行く時に窓越しに
こっそり見ることしかできなかった

週に3回バイトで、
バイトが無い暇な日は
僕の家に来て、掃除や洗濯をしてくれてた。

こうやって、
何も問題無く日々を過ごし、
幸せなまま結婚できるのだと
疑ってなかった。


君も、僕も。


がちゃ子 |偽写bbs

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