○プラシーヴォ○
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2001年04月08日(日) てれぱすぃ

「2.3時間もあれば
 仕事終わると思うから」

そう言い残してハム男は出ていった

すぐさま私も着替えをして
外に出る

天気もいいし、
ここからだと電車1本で行ける

お寺にいこう、と思った。

そこに私の子が眠っているわけではないけれど…

そこは関西でも有名な安産のお寺で
もちろん、水子供養の場所もある。


お寺につくと、久しぶりに天気が良くなったせいか、
妊婦さんや、子供を連れた人でごったがえしていた。

その人達の目線を気にしつつも
『水子供養』と看板がかかっている一画へと入る。

100円を箱にいれ、お線香を取る。

お線香がいっぱいたてられているところ
(なんていう名前なのかしら?)
に、立てようとしたら、
強く押しこまなかったせいか、倒れてしまった。

あわてて直そうとするが、周囲の線香が手にあたり、
火傷をしてしまい、どうしても拾えない。

仕方なく、そのままにしておいて、
小さなお堂にお金をいれ、手を合わせた・・・瞬間!

携帯が鳴った。ハム男。

「どこにいるの?」
「あ・・・の・・・、ちょっと散歩・・・」
「俺、今仕事終わったから、がちゃ子も帰っておいで」
「うん」

こういうのをムシの知らせだと言ってもいいのだろうか。

本当に驚いた。

お寺に行くことは彼には内緒。
私が気にしているということを
彼には気にしてほしくないから。


がちゃ子 |偽写bbs

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