○プラシーヴォ○
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そうだ・・・どうして思いつかなかったんだろう。
検索サイトで「中絶」と入力してみた。
予想よりはるかに多い情報が目に飛び込んでくる。
私が中絶した時は、会社を辞めた直後だったこともあって パソコンと全く縁のない生活を送っていた。(家にパソコン無いからね)
だから、情報を欲しいと思ったら 本屋に行き、避妊に関する本の 「避妊に失敗した場合」という項目のところを立ち読みするしかなかった。
手術の半年後・・・12月に派遣社員となり、事務職についた。
そして、またインターネットを見れるようになったので 検索をしてみたのだ。
涙がとまらない。
前向きな人も、少し落ち込んでしまった人もいるけれど、 同じ「中絶/命の尊さ」という一つのビジョンを持った人達が 優しく言葉をかけあっている。 そんなホームページが沢山ある。
まさに私があの時言って欲しかった、言いたかったことが あふれそうに書かれている。
一番衝撃だったのが、 「春名寺」さんのホームページ。
『天国へ行った赤ちゃんは、 どうしたってお母さんを愛することしか できないのだから、自分を責めるのはやめなさい』
最近急に襲ってきたとてつもない罪悪感に絶えられず、 いっそのこと狂えたら・・・と思っていた。 そんな脳ミソに、さらさらの冷たい水を流してもらった気分だった。
愛してくれているの? 私のことを?
そして、インターネットでご供養をお願いした。
本当に嬉しかった。 形式が大事なわけじゃないけれど、 これでちゃんと春名寺さんからのお経と一緒に、 天国の子に私の声が届くような気がして。
今度、私のところにきてくれたなら 私が死んででもあなたを産むから。
私も、愛してる。 本当よ。 愛してるわ。
誓えるもの全てに誓います
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