○プラシーヴォ○
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2001年05月24日(木) 一日三回

彼は毎日電話をかけてくる。
昨夜も例外無くかかってきた。
だけど、とてもそっけなかった。

いつも聞き役の私が珍しく熱弁をふるったのに、
(しょうもない話だけどね)
あっさり電話を切ろうとした。

誰かに盗聴されていたとしても
絶対に恋人同士の会話とは思わないであろう3分間。

あたし、ヒロスエでもフカキョンでもないんだから
熱愛発覚してもかまわないんだから
もっともっとハム男の気持ちが聞きたいのに。

思わず、
「(私と話をするのが)イヤなの?」
とポツリと言った。
「・・・え?何?何が?」
うろたえるハム男。
「別になんでもない。ごめんね。おやすみ」

5分後、また電話がかかってきた。
「さっきね、会社に到着したとこだったから・・・あんまり話せなくて・・・」
どうして分かったの。ハム男ともっとしゃべりたいってことが。
イイ女になるのは難しいけれど
イヤな女になるのは簡単だね。ごめんねハム男。

うれしくてホクホクで電話を切る。
10分後またかかってきた(笑)
「いっつも、聞こえてたカエルの鳴き声が
今日は全然聞こえない〜!」

知らんやん!私に言われても!(笑)
やっぱり熱愛発覚しそうにない
会話の内容だったけど、
まさか1日に3回もかけてくれるとは思わなかった。


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