○プラシーヴォ○
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2001年05月25日(金) 押し売り

昨夜、母が
「もう、腹たつ!おばあちゃん(母の母)のところなんて
2度と行かない!」
とぷりぷりしていた。

おじいちゃんが天国へ逝ってしまってから、
母は毎日のように電車とバスで1時間ほどかけて
おばあちゃんに逢いに行っている。

少し体が動きにくいおばあちゃんのために
食事の準備や、おじいちゃんの戸籍やらなんやらの手続きやら
他の親戚の人たちと一緒にくるくると働いていた。

どうやら、おばあちゃんがいちいち文句をつけてくるらしい。
食事の味付けが濃すぎる、だの
自分でできるのに余計なお世話、だの・・・

長年連れ添ってきた伴侶が死んで1ヶ月もたたない、
しかも体が思うように動かない老人の言葉を
真にうけて怒るなんて・・・

母はいつも人にすごく完璧にサービスをするのだが、
ある日突然「なんで私ばっかりあれこれしなくちゃいけないのよ!」
とキレる。

こっちからすると
「頼んでもいないのにあれこれ家事やらなんやらして、
勝手に追い詰められて怒ってるんじゃん!」
と言いたいとこだが、
こっちが黙っていれば母もそのうちおさまるので
いつも放っておく。

私の大好きな小説の一節

『そっちが私に好意を寄せるのは勝手だけど、
 植木の水やりみたいに
 そそいでから、何かを期待されても困るの』

う〜ん、そのとおり!


がちゃ子 |偽写bbs

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