○プラシーヴォ○
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2001年05月27日(日) 駄々

昨日、あんだけグッタリしてたくせに
今日はサッカーの練習に行くという。

「イヤだ。私と遊ぼう」
と首すじにかじりつくように抱きつく。

ハム男は困ったように笑ってそれをほどく。
「何回もサボッてるから、今日いかないと除名されちゃうよ」

ハム男は絶対に行く。
そして私も、
「サッカーと私とどっちが大事なのよお!」
なんて言わない。

お互い、それを分かっているのだ。

お互い、やりたいコトをやる。
どちらかのせいで趣味をあきらめたりしない。

そのほうが絶対に長続きする。
そんなの皆知ってる。

ハム男と知り合うまで、付き合ってきた彼に対して
「私だけを見ないで、趣味を持って」
「他にやることがあるなら、それを優先して」
ってず〜っと言いつづけてきた。

私も自分の見たい演劇とかがあったら
ハム男を置いてさっさと見にいってしまうし、
友達とバリ島に行っちゃったりもする。

愛する人を、自分の生活の100パーセントにしてしまうと、
幸せだけど苦しい。

相手の指1本の動きにも一喜一憂するようになる。
余裕がなくなる。
もしかしたら、憎しみすら覚えるかもしれない。
煮詰まって、頭がおかしくなってしまうかもしれない。

彼だけを見て、これからずっと生きていきたいから、
心と体をバシバシ叩いて、彼以外のモノを見ようと努力する。

風通しを良くするのだ。

自分の足で立つのだ。

分かっている。
だけど、苦しい。

たまには私を優先して欲しい。
もっと嫉妬して束縛して欲しい。
用事が出来て、あなたに逢えなくなった私を
「あっそ」
の一言で片付けないで欲しい。

フリをしているだけだったんだ。
だって、最近涙がとまらない。
自分の足で立たなきゃだめ?
あなたに寄りかかってはだめ?


がちゃ子 |偽写bbs

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