ひとりでつぶやくよる。

2003年02月07日(金)

なぜ、夜は
思考を沈めるのだろう。

闇に身を隠す安堵のため?
静まった空気のため?


深く、深く
昼間には到底たどりつけない心の奥底まで
届くように。


昼は、知った顔をしてすましていても、
夜には膝を抱えて座り込んでしまう、自分。


気づいてしまう
本当に自分の望んでいること。



かなわないその想いは
どこにも出口がなく
いつしか透明になってしまった気がしていたけれど
ただ、溶けないものが沈殿しているだけ。

日の光に反射して、昼間気がつかないだけ。
闇に同化して、そこまで沈んでみないと、存在さえもわからないけれど。


ひとりの夜には
たどりついてしまう。



どうして、いつも、すれちがってしまうのかな。

こがれる人には、手が届かない。

心を揺り動かす人は、いつも遠い。

確かに、惹かれあうものがあるはずなのに、近づけない。



手が 届かない・・・


与えられない。
満たされない。

欲しい。




・・・


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