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2004年11月24日(水)  アナザーワールド

今夜もまた、あの夢を見た。
懐かしいアイツの姿がそこにあった。
そして、キミという名の甘い誘惑にまた堕ちて行く。

あの夢を定期的にあたしは見る。
なぜだか解らないけど全く同じ内容の夢を
寸分違わずに見てしまうのだ。
登場人物も行う行動も発言も場所も背景も全く同じ。
別に同じようなことが過去にあったわけじゃない。
寧ろ、あり得ない設定だとおもう。
それでも確実に同じ夢を定期的に見る。

あの夢の中であたしはいつも泣く。
傷つけられた悲しみをアイツにぶつけて
結局どうしようもなくなって最終的に泣いてしまうのだ。
やり場のない想いを本人に告げなから泣いてる。
それをアイツは頷きながらちゃんと受け止めてくれる。
でもこれは夢の中のお話。
本当のところはわからない。
現実で同じ状況になったらアイツは受け止めてくれるだろうか。
きっとそんなことはあり得ない。
全てはあたしの夢の中のお話。
夢なんて理想にあふれてる。
自分の都合の良い様に変えてしまえるから。
現実なんて無視できる世界。それがユメ。



一時はアレほどまで傷つけられたことを憎んだのにね。
やっぱりキライにはなりきれなかった。
一度でも好きになった人だから。
たとえ偽りの優しさであったとしても
それに救われて、幸せだと思ったのは真実だから。
だからやっぱり憎みきれない。
それどころか、
まだ好きという感情が一握り位は残ってるのかもしれない。
だって、今すぐにでも逢いたいもの。

でも多分アイツに再会しても
あの時のように無邪気には接せないな。
あのときのような関係にはきっと戻れない。
深い友達としてリスタートできるといいね。



今朝も目が覚めたときには泪の後が頬にあった。
そして、現実を拒否するかのように
強い眠気があたしを襲う。
これも毎回のこと。

あの夢を見た日は確実に重い気分になる。
一日中、アイツとの想い出に生きて
再び布団に潜る頃には疲れきってる。

やっぱり、アイツは罪作りなヤツだったらしい。


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