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■ 我慢のにいちゃん
2002年04月28日(日)
花のフェスタという祭典に子供の好きなキャラクターショーがある…とのことで ずいぶん前から今日は仮面ライダー龍騎を見に行こう!と約束していました。 でも、ちびちゃんの調子が悪かったら行けないかもね… という条件つきで納得していたにいちゃん。 しょっちゅう具合のわるいちびちゃんなので、 本当にいつもいつも我慢しているにいちゃんでした。
案の定…ちびちゃんは前日である昨日に限って少し吐いだり食欲が落ちたり。 にいちゃんはとってもとっても心配していました。
大丈夫か?ちび!(明日は龍騎…) かあさん…ちび、元気はあるみたい!(だって明日は龍騎…)
そうだね…何とか大丈夫かな?と答えるものの駄目だ…と予感して こっそり、ばあちゃんにちびちゃんの子守りに予約をいれておいた私。
そして今朝、6時半にはばっちり目覚めたにいちゃんは… テレビを見ながらちびちゃんが起きるのを待っていました。 なかなか目覚めずにいたわりには8時半ごろに割りと元気に起きてきて 「パンたべる〜」などと言っているちびちゃんを見て、 それは嬉しそうにぱっと笑顔になって 「大丈夫そうや!!ちび!電車にのるぞ〜!」などとはしゃいでいました。
ところが…ものの10分しないうちに ふっと気がつくと、ちびちゃんはすごい汗をかいて 畳の上で仰向けに再び寝てしまっていました。(うわ〜。調子悪いわ〜。) 「にい…見てみぃ。ちびちゃん…弱ってるわ。」と私が一言いうと、 にいちゃんは慌てて飛んできてちびを観察してから みるみる泣き顔になっていき、後ろを向いて、 声をあげずにしくしくと肩を震わせて泣きました。
楽しみにしてたのに…行けないやん!!って絶対に言わない子なんです。
なので「どうして、泣いてるの?」とちょっと誘導の意味で聞いてみました。
そしたら、そのとたん…うわ〜っと号泣です。 (よしよし…行きたいんだよ!って言ってごらん…と思っている私) で、出てきた言葉がね… 「ちび、死んでるぅぅぅ。記憶なくなってるぅぅぅ。うううううわぁぁあ」
う〜ん。(記憶っていうのは意識ってことなんだろうけど(^_^;)) しかし…どうしてここまで気を遣うのかな? 行きたかったのに、ちびのせいで〜って絶対にそう思って泣いたはずなのにね。
ほら、息してるしね、心臓動いてるしね…寝てるだけ!と2人で確認する。
「でも、弱ってる〜。死んだらいやや〜ん。悲しいぃぃい〜うわぁ〜ん」 とまだ、頑張って続けてしまうにいちゃん。
大丈夫。死なへんって!! でもね、今日は連れて行かれへんからばあちゃんちでお留守番してもらおうかな?と話をするとさっと泣き止みました。
ほらね、行きたいから泣いてたんじゃないっ!とそこまで言いたいのをぐっとこらえて、我慢に我慢を重ねてきたにいちゃんの気持ちを汲んでやりました。
いろいろ楽しんでの帰り道には「ちびに、お土産のお菓子…買ってやろうよ!」と 気遣いを忘れない優しいにいちゃんでした。 もう、君がわたがし〜って並んでいる間に買ったってば! 今度は、ちびちゃんも一緒に行こうね〜。
今日の問題♪---------------------------------------------------
次の文は、児童憲章の第2条です。( )の中に適切な語句を書いて完成しなさい。 すべての児童は(ア)で、正しい(イ)と(ウ)と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これにかわる(エ)が与えられる。
解答
ア 家庭 イ 愛情 ウ 知識 エ 環境
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