感想メモ

2002年04月22日(月) 迷路  アン・メイザー

小林町子 訳  MIRA文庫 (1997)2001

STORY:
母の不義によって生まれた双子の兄弟。ネイサンは本当の父親の下に引き取られ、ジェイクは何も知らない母の夫フレッチによって育てられる。ところが、フレッチは事実に気づきジェイクは冷たい仕打ちをされつつ育つ。ある日、ろくでなしに育ったネイサンがジェイクに助けを求める。その助けを受けてしまったジェイクだが、たまたま乗り合わせた飛行機が墜落し、一命は取り留めるが記憶喪失となってしまう。ジェイクは双子の兄弟がいることを知らない妻のケイトリンに引き取られるが、離婚を考えていたケイトリンはよそよそしい態度を崩さない。しかし、二人は次第に惹かれていき・・・

感想:
 最初の部分は意味がわかりにくく、読むのをやめようかと思ったのだが、読むうちに面白さにはまってしまった。双子が入れ替わってしまうという設定も結構好きなのだけど、何と言っても自分が誰だか思い出せないというところにスリリングさを感じるし、このあとどうなるのだろう?と思わせる設定。

 ジェイクとネイサンの壮絶なやり取りもすごい。それにしてもネイサン、腐ってる・・・と思ってしまったけれど・・・。

 とにかく文句なしに面白くのめり込めた。


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