感想メモ

2002年06月10日(月) メールのなかの見えないあなた  キャサリン・ターボックス

鴻巣友季子 訳 文春文庫 (2000)2001

STORY:
インターネットが今のように普及する前に、AOLのチャットで出会った男からいたずらされそうになった13歳の少女。彼女がその事件を境にどう変わっていったか、また、男を訴えることになってどうなったかをつづったノンフィクション。

感想:
 この女の子がどのようにしてチャットにはまり、相手とメールや電話のやり取りをするようになったか、そして、どうして相手を信用してしまったのかがよくわかった。それから、その後の展開も予想を超えるものだった。周りの人の反応がちょっと理解できないような気もしたけれど、今のようにネット自体が普及していなかったわけで、犯罪に巻き込まれることも普通のことではなかったからなのかもしれない。

 この作者は今はアメリカでネットで被害にあった人たちへのボランティアなどを行っているらしい。がんばってほしいものだ。


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ゆうまま [MAIL]