感想メモ

2003年02月08日(土) 黄泉がえり(ネタバレあり)

 映画「黄泉がえり」を見に行く。結構人気があったらしく、ロングラン(?)になっているようで。

 しかし・・・冒頭のシーンあたりから、なんだかよくわからない。というか、登場人物が多すぎたりして、なんだかいまいちわかりにくいのだ。そして、何というか退屈な感じがするシーンが途中何箇所もあって、う〜〜ん、正直、面白くない、つまらないと思ってしまったのだった。(私的には、もっとエピソードをカットしてすばやい展開にしたほうが観客の心をぐっと捉えられるような気がした)

 もちろん感動シーンはいくつかあるのだ。田中邦衛の家族の会話とかも感動だとは思うが、なんかどうも「北の国から」を思い出してしまって違和感が・・・。その他、いじめで自殺した子がよみがえって淡い初恋を楽しむとかはまあまあさわやか。

 草薙くんと死んでしまった男を思い続けている竹内結子との展開。これが多分メインなんだろうけど、気づくの遅すぎだろーとか思ったり。またエピソードがわかりにくくて、わからない人もいたかもしれないぞ、あれじゃ・・・。最後抱きしめられなかったのはかわいそうだったけどねー。草薙くんって最近ますます頬がこけてしまったような気がする・・・。

 でも、結論から言うと、一滴の涙も出なかった。「スパイダーマン」ではあんなに泣けたのに、泣けるはずのこの映画で一滴の涙も出ないとは。(見に来ている人の中には泣いている人もいたとは思う。もちろん、涙がにじむ場面はあるけど、泣けるとまでは言えない)

 というわけで、なんだかいまいち。欲求不満な感じが残ったな。

 ところで、私にはよみがえらせたい人がいるか?と聞かれても、いないと答える。周りで死んでしまった人はまだ多くないし、葬式に出た経験も少なすぎる。もし自分の最愛の人がすでに他界していたらもう少し感情移入できたのかもしれない。

 あと本当に残念だったのは、どうして死んだ人たちがよみがえったのか、そしてなぜまた土に戻ったのかの説明がほとんどされていないこと。意味がわからないよ、これじゃあ、って思ってしまったわけだ。家に帰って、たまたま新聞を見たら、原作本の広告が載っていて、どうもこれを読むと映画でわからなかったそういうシーンの解明がされているようなのだ・・・。うーん。なんかちょっと興味がある。もしかしたら本も読んでしまうかもしれない・・・。でも、本来、映画の中にそういう場面を入れてよねって思った。悪いけど、歌手が歌い続ける場面とか、私にはあまり必要ないと思ったもの。そういうシーンで謎を解き明かしてくれた方が100倍しっくり来たと思う。


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