きよこの日記

2002年08月27日(火) 出会いの必然

地球上で生活している50億もの人々のなかで、私が一生で出会える人は、ほんのわずかだ。
交差点で一度すれ違っただけの人をあわせても1億人いるだろうか。
その上、友達と呼べる人は一体何人いるだろう。
ちなみに、女子高生の携帯メモリーは平均113人だそうだ。(男子高校生はその半分程度)そして、その中で友達と呼べるのは9人だそうだ。

そう考えると、人と出会うことには偶然では片づけられないような、運命のめぐりあわせを感じます。

今日、友達ができました。
と、いうと、なんとも軽薄な感じです。友達なんてそんなすぐできるもんじゃないだろって。
でも、何か、この人とは長いおつきあいになりそうだって思いました。

今日は教員採用試験の二次試験でした。
会場最寄り駅におりたったのは8時15分。
受付終了間際なので、受験者らしき人かげはありません。
「採用試験受ける人ですか?」
話し掛けてきたのがナツコサンだった。
すっきりと髪をまとめあげ、黒いスーツに身を筒んだナツコサンは、とても知的で、落ち着いた大人の女性といった第一印象を受けました。
お互いに初めての場所で土地鑑がなく、あせっていたものだから、似た境遇の人がいてほっとしました。
なんとか、受付に間に合い、控え室に落ち着いたのもつかの間
「私たち、控え室ここじゃないかも!」
8時30分。適性検査が始まってしまう!!
ナツコサンと私は、駆け出しました。

そして、静まり返った適性検査の会場に汗だくで飛び込んだ。
「遅れてすいません!!」
幸い、開始時刻になってはいなかったけど、試験を受ける前から綱渡りの私たちでした。

昼食は中庭でナツコサンと食べましたた。
私も、ナツコサンも昼食は手製のおにぎりでした。
そして、ナツコサンは、私の出身大学の同じ学部の2年先輩でした。(きっと、大学ですれ違ったりしていたはずです。)
そして、この4月、松本で働いている彼と結婚するために、松本に引っ越してきたそうです。

信じられないくらいたくさんの共通点が見つかって、驚いてしまいました。
なかでも、本当に奇遇だなあ、と思ったのは、ナツコサンのご実家が、私の想い人のご近所だということです。
「となりの地区だから、小学校も、中学校もきっと一緒だったはず。私の妹の同級生かも」

面接室もお隣で、終わる時間が一緒だったので、松本まで一緒に帰りました。

私はどちらかというと人見知りが激しく、打ち解けるまでには時間がかかります。
だけど、ナツコサンと話していても苦になりませんでした。
あっという間に松本駅につき、お互いの連絡先を交換して別れました。

ナツコサンとの出会いは、偶然では片づけられない、大切な出会いな気がします。
私もナツコサンも、合格して、一緒に新任教師として働きだすことができたらいいけど…。


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