| 2002年09月18日(水) |
現代「孟母三遷」事情 |
最近家庭教師をしていて、教師をしていたときよりも、個人的な感覚でお宅にお邪魔しています。
家庭教師って、ひじょーにびみょー。 教師よりも一対一だから、親密になれていいなあ、と思いきや、「成績アップ」が売りのビジネス色が強いから、ドライかも。良し悪しですなあ。
それにしても、私が受け持っている生徒はみんなすごーくよく勉強をする。 (私がするように育てたなんてことはかけらもありません) 平日に2時間半とかやってるってきいて、「けっこうやっているんだね」なんて平然と言いながら、心の中では「中学生で一日2時間半も、勉強することあるの?それやりすぎ!」 なんて思ったり。
本人も、勉強にすごく前向きなんだけど、印象的なのがお母さんの頑張り。 まるで我がことのように、参考書を選んでそろえたり、勉強方法を子どもと話し合ったり、試験の対策を練ったり。 “二人三脚”って感じで一緒にがんばってる。 いまどきのお母さんってみんなこんな感じなのかなあ? うちのお母さんは、みごとに勉強に無関心だったの。 成績が上がろうが下がろうが勉強について何かいわれたという覚えがない。 「宿題やったの?」って聞かれたこともない。 私も勉強に無関心だったから、それはそれでよかったんだけど、今、二人三脚親子を見ていると、「一緒の目標に向かってがんばってて、仲良くていいなあ」って思います。
でも、振り返ってみて、私にとってよかったなあ、と思うことは、物心ついたときに、まわりにたくさんの本があったことです。 子ども百科事典とか、偉人伝とか絵本がたくさんありました。 小さい頃にそういう本に触れられたことは、すごいラッキーだったと思います。 そういう環境を作ってくれたことには、うちのお父さんとお母さんに感謝しなきゃね。
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