きよこの日記

2002年11月14日(木) 落ち葉を集めて焼きいもしよう

松が紅葉するなんて、今まで知りませんでした。
松本城は今、真っ赤に紅葉していますが、上高地は落葉松の黄金色でそれは鮮やかです。

お掃除の時間に玄関を掃いて、落葉を集めるのも楽しいひとときです。
今日もそんな風にして、一人、掃除時間を延長して掃いていたら、小学生がめいめいにビニール袋をもって、出てきました。
「何するの?」
「落ち葉集めてやきいも焼くの」

なんとー!のすたるじー。
これは私もたくさん落ち葉を集めて、ちょっと仲間に入れてもらいたいものですなあ。
と、思ってまた、掃いていると、4年生のミナミが一人ぽつんと立って泣いていました。
「どーした、ミナミ、こっちきて、集めた落ち葉袋に入れてくれない?」
けんかしたのかな?悲しいことがあったのかな?
まあ、いいや。私は先生でも友達でもないから、詮索はしないよ。
一緒に落ち葉を拾いましょう。
と、いうわけで、私が箒で落ち葉を集めて、ミナミがそれを袋に入れる、という、二人三脚でやっていきました。

そんなうちにミナミの涙も乾いて、いつもの元気が戻ってきました。
「うわー見てみて!おもしろい!」
落ち葉の山にぐっと顔を近づけて小さな子枝を見ています。
???何がおもしろいの?
「ほら、たくさんぶつぶつがある」
どうやら小枝の斑点模様が面白いと言うのです。
そうだねえ・・・。
言われてみれば、不思議だねえ。
木の枝を絵に描くとき、ついついまっ茶色にしてしまうけど、じっくり観察してみたらいろんな色や細かな模様があって面白いねえ。
「あ、栗が落ちてるよ」
「ほんとだー。でも、このあたりには栗の木はないみたい。どこからどうやってここまで来たんだろうね」
15分も拾ったでしょうか。
ごみ袋いっぱいの落ち葉をミナミは誇らしげに一人で背負って、みんなの輪の中に戻っていきました。

お芋を焼くのはまた今度なんだって。


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