| 2002年12月18日(水) |
かわいげコーティング |
忘年会の出し物で、小学校の先生が「白雪姫」のパロディーをするんですって。 男の先生が白雪姫。 魔女が毒りんごを食べさせて眠らせてしまうところまでは原作どおり。 王子様がやってきて、白雪姫を目覚めさせようとキスをしようとしたところに私がお姫様に扮して登場。 7人の小人は「こっちのお姫様のほうがいいや!」 ちゃんちゃん。
ひええ〜。 なんだか、おいしいとこどりの役をもらってしまった。 そんなおんなの子らしい、華やかな役なんてとんと縁がないから、恥ずかしいよう。
こんな役が回ってきたのも、事務という仕事柄なのかしら? 事務の仕事をやるうえで、「かわいげ」ということがとても重要視されているような気がします。
事務の仕事の多くは先生方の給料や、人事などの手続きの代行業なのですが、書類に印鑑をもらったり、いろんなお願い事をするときに「かわいげ」が要求されている感じがするのです。
「すいませ〜ん。おねがいしますね!」 っていう「かわいげ」でコーティングすることでやっかいなお願いも円滑にすることができます。 今の校長先生からは特に「かわいげ」を求められているように思います。 校長先生よりよく知っていたり、校長先生に意見したり、そういうことがあると、ちょっとご機嫌斜め。 ちょとした失敗や不器用さがあると喜ばれる。
教師だと、「かわいげ」なんてたいして重要じゃなかったんだけどなあ。 事務室は学校の表玄関っていうこともあるし、しょうがないのかな。と思いつつ、「かわいげ」のデコレーションつきで仕事をする今日このごろです。
じゃあ、「かわいげ」の出すのが難しい、おじさんの事務職員はどうするのか? 「ニヒリスト」になるのです。 職員室、教員を世間知らずと馬鹿にし、ビジネスライクに事務処理に徹するみたいです。
だから、各校の事務職員が集まっての飲み会はとても変な感じ。 ひたすらに「かわいげ」を振りまく女の事務の先生。 ひたすらに女の事務の先生をホステス扱いして学校の悪口を言う男の事務の先生。
社会勉強になるなあ。
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