きよこの日記

2003年01月01日(水) 大家族の喜び

夏休みや冬休みに、祖父母のもとへ集まって、親戚やいとこと過ごすこと、私はそれが大好きだった。
何よりも家族であるということを感じられる瞬間だった。

小学生、中学生だった頃は毎年のように会っていたいとこたちも、大きくなって、それぞれの生活ができてあまり集まれなくなっていたけど、今年のお正月は久しぶりの集合となった。

食卓がにぎやかです。
いつものこたつではみんな座りきれないから、テーブルをもう一台追加して、台所では、おばあちゃん、お母さん、おばさんがにぎやかに準備をしています。
いつもならば、私も台所班なのですが、
「あんまりたくさん台所に女が集まるとろくなことがないから」
なんて言い訳して、今回はいとこたちと、ご飯の用意ができるまでごろごろ待っているのです。
お鍋やすき焼き、大人数だからこそ楽しめる料理が並びます。
昔のことを懐かしんで、みんなから思い出話が出てきます。
もう忘れてしまっていたような小さな小さな出来事。
興がのって、昔のビデオの上映会になりました。
今は亡きひいおじいちゃんや、ひいおばあちゃん。
ビデオの中で
「これをとっておけば記念になるから」
っておじいちゃんが言っていた。
本当に、記念になったね…。

そして、ビデオにはお父さんも映っていました。
ビデオの中のお父さんは、優しく微笑んでいました。
控えめにたたずんでいました。
ちょっと泣いちゃいそうでした。


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