私のちょっとした自慢。 かなりいいコートを着ている。
寒い松本の冬では、上着がおしゃれの主役になります。 下に何を着ようとも、とりあえず上着がしっかりしていれば、どこを歩いてもおかしくない。 なので、かなりこだわりのコートです。
一枚は、おばあちゃんの家に行ったときに 「こんな物が出てきたよ」 と、もらったコート。 オフホワイトのウールで、クラッシックな襟のついた赤い裏地のコート。 お母さんが若かりし頃着ていたコートです。
お正月にお母さんに会ったときに、 「これ見覚えない?お母さんが着ていたコートだよ」 っていったら、 「ええ!?そういえばどこかで見たことがあるって思ったのよ」って。 お母さん、昔はまあまあきゃしゃだったから、あまり厚着をして着ると、ぴちぴちになっちゃうけど、腕を思いっきり伸ばすとびりっとか、言うけど、でも、とっても評判がいいコート。 「すごく可愛いコートだね」 って、なんどもほめられて鼻高々です。
もう一枚はダッフルコート。 うちの衣装ケースに眠っていたものです。 濃紺で細身で、すごくしっかりした作りのものです。 お父さんが、若い頃、着ていたものだから、もう、25年以上前のものだけど、ポケットの布が破けているくらいで、ぜんぜんくたびれていません。 お父さんが私に残してくれた、たった一つの宝物。 冬になって、このコートを着るたびに、お父さんを思い出します。 そして、お父さんと一緒にいるような気持ちになれるんです。
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