私を知る人は、私は限りなく開けっぴろげな人間だと思うみたいだけど、とーんでもない。 私って、すごい警戒心が強い。 人見知りが激しい。 だけど、人見知り、とかって、職業柄マイナスにしか働かないから、がんばって初対面でも自分から話しかけたり、ガードはずしていくように努力している。
仕事以外での初対面では、よほどのことがない限り、自分からしいて仲良しになろうとしない。 何度か会って、話をしているうちに、だんだん少しずつ話ができるようになってくる。
慎重っていうか、すごく臆病者。 自分の話はしない。 「この人とはどこまで話すことができるかなあ」って、すごく考えてからじゃないと話せない。
ところが、世の中には、誰とでも、何でも話せる、という人がいる。 誰にでも、自分のことをさらけ出せる人。
と、いうのも、私は、その話題をその人にしてもいいかな?って言うことをすごく考えるから、後になっても、誰と何を話した、ということをすごくよく覚えているんだけど、相手は覚えていない、ということが何度かあったんだ。
「あれ、その話、前も聞いたことあるよ」 「え?そうだっけ?」
「遠距離恋愛たいへんだねえ」 「え?きよこに遠距離恋愛って言ってた? きよこと恋ばなしたことあったっけ?」
こうなってくると、なんだか、うらやましくなってくる。 きっと、誰にでも抵抗なく何でも話せるから、覚えてないんだろうなあ。 私としては、「こんなこと話してくれるんだあ。私、心を開いてもらっているんだな」って思って、覚えているのにな。
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