村上春樹ファンの人でも、これを知っている人はあんまりいないんじゃないかなあ。
ほんの32ページほどの短編です。 お値段184円にひかれて買ってしまった。
でも、めっけもんでした。 中学生でも読める村上春樹って感じ。 中高生をテーマにした村上春樹ってとってもめずらしい。 シンプルで、だれにとっても親近感を持って考えられる題材の物語です。
「僕は大沢さんに向かって、これまでに喧嘩をして誰かを殴ったことはありますか、と訊ねてみた」
という冒頭です。 大沢さんはボクシングをしているから、もちろん、人を殴ったことはたくさんあるが、感情にかられて人を殴ったことは「基本的には一度も」ない。 だが一度だけ、ボクシングを習う前にどうしてもこらえきれずに人を殴ったことがある。 それは・・・
短いし、読み聞かせをして、そのあと、道徳の授業で扱えそうだなあ。なんて考えながら読みました。
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